ルネサンス期イタリアの大詩人ダンテ・アリギエリ((Dante Alighieri,1265-1321)は、美少女ベアトリーチェに9歳のとき初めて出会い深く心を動かされます。
18歳のときに再会してからは熱愛するようになります。
しかし、ろくに言葉も交わさないうちにベアトリーチェは銀行家と結婚し、産後の病によって24歳で亡くなります。
そんな彼女への思いをつづった詩文をまとめて、ダンテは詩集『新生』(La Vita Nuova, 1293?)を出します。
ダンテの代表作は『神曲』(地獄篇・煉獄編・天国編)ですが、ダンテはベアトリーチェを天国で登場させ、ついに彼女を永遠の存在にしてしまいました。
ロセッティの『ベアトリーチェ』
ダンテは政治家としても活躍しますが、政争に破れて故郷フィレンツェを追われます。
『神曲』では、政敵を地獄に落としたりしてます。
ダンテという人は、かなり思込みの激しい性格だったのでは?
私が初めて『神曲』(もちろん翻訳)を読んだのは、中学生のときでした。
岩波文庫の「文語訳版」でした。
地獄篇は面白かった。
鬼がお尻でラッパを鳴らしたり。
古代ローマの大詩人ウェルギリウスに案内されて地獄から煉獄をめぐり、天国へと向かいます。
天国でついに永遠の憧れベアトリーチェに再会しました。
彼はそこで「三位一体」の神秘を見るのです。
女性への愛と信仰と政治。
ダンテの「思い込み」は壮大です。
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まんがもありますよ。
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