読み歩き、食べ歩き、一人歩き(14)珈琲とウィーン | DrOgriのブログ

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おやじが暇にまかせて勝手なことを書くブログです。日々の雑記や感想にすぎません。ちらっとでものぞいてくだされば幸せです。

今日(6月19日)は吉祥寺で、読み散らしてます。しかも、音楽つきで。
ジャズライブの開始を待つ間、ぶらぶら。

ジャズもクラシックも、音楽にはコーヒーがよく合います。

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ここは、名曲喫茶バロック。ライブ会場の吉祥寺メグの隣にあります。

バロックは、学生時代から数十年通ってきたお店です。クラシック喫茶の王道をいく店ですので、店内ではおしゃべり禁止。その代り(?)閉店まで時間無制限です。CDはありません。すべて、レコード(SPもあり)です。リクエストできます。今日の私のリクエストは、モーツァルトのヴァイオリンソナタ第34番(B Dur)、ボスコフスキー(Vn)とクラウス(Pn)のコンビでした。

バロックは私が東京に来て初めて入った名曲喫茶で、渋谷の「ライオン」と並んで現存する数少ないもののひとつです。中野の「クラシック」も有楽町の「らんぶる」も、また国立の「ジュピター」も、今はありません。

コンビニで買った本です。コーヒー好きにはありがたい本です。
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恥ずかしながら、この本で「フレンチ・プレス」という淹れ方を知りました。何やら紅茶みたいなやり方に思える。やってみようかな。

そして、コーヒーに似合う街と言えば、私にとってはウィーンです。7年前の2004年、初めてのヨーロッパ旅行の行先はウィーンでした。『世界史リブレット 啓蒙都市ウィーン』は帰ってきてから読んだので観光には役立ってないのですが、益々ウィーンが好きになりました。
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旅行の目的はウィーン経済大学での文献調査だったのですが、そんなのさっさと済ませて
(すみません)、せっせと美術館とカフェを渡り歩いてました(もう一度、すみません)。

ヨーロッパでのコーヒー飲用の発祥は、諸説あるのですが、オスマントルコのウィーン攻撃だという話です。撤退したトルコ軍の陣営跡から何やら黒い豆の入った袋が見つかって・・・というのが初めだそうです。

カフェは(ある程度裕福な)市民が自由に情報や意見を交換する場になっていきました。カフェ文化の発祥地は、このウィーンとロンドンとパリが三傑といったところでしょうか。どれも本家を争ってます。

↓美術史博物館の2階にあるカフェから3階を見上げたところです。
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↓ザッハトルテの発祥は、この国立歌劇場の裏手にあるホテル・ザッハーでした。

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これは何?実は地下鉄の入口(カールスプラッツ駅)なのです。そっくり同じものが右前方にあり、カフェになってます。

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お酒入りの珈琲フィアカーは、2頭立ての馬車の名前です。観光客を乗せて王宮の中庭を通っていきます。

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懐かしいウィーン。わずか数日なのに、数週間もいたような印象を残してくれました。いつか、もう一度行きたいなぁ。

吉祥寺の名曲喫茶「バロック」
営業時間:12時~22時、休みは、火・水曜日
 コーヒー:800円(2杯目からは200円)など
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