5月22日~23日に、韓国電子通信研究院(ETRI)主催の人体通信の国際標準化に関する日・韓合同の研究会が韓国 大田広域市で行われました。今回で第7回目になります。
5月22日は、カプセル内視鏡、小型の体内埋め込み型心電計、ペースメーカと体外機器との近距離ワイヤレス通信に関し、非常に白熱したディスカッションが行われました。ETRI、半導体メーカーからのご要望を伺い低消費電力技術、対雑音対策も徹底的に協議しました。国際標準にのとった人体通信の専用 IC(SoC)ができそうな予感がしています。
この日の夜に、懇親会が行われました。おいしい韓国料理を食べながら、研究会とはまったく無関係の K-Pop (韓国のポップス音楽)を話題にして、楽しい食事会になりました。
5月23日は、通信に関する雑音や混信に強く、消費電力を抑えるパケットのフレーム構造についてディスカッションを行いました。また、人体通信の応用について、その範囲を自動車、ロボットにまで広げ、参加者から興味深いアプリケーションのプレゼンテーションがありました。
次回(第8回目)の研究会は、2018年3月に東京での開催を予定しています。