病(やまい)とは身体の痛み、機能の低下や不調和などで日常生活が妨げられる,個人の肉体的異変や行動の異変を言う。それに対して、疾患とは病的な条件下において、機能面の異常にとどまり、生体構造の歪み、変貌とともに深刻な機能障害に至る生命現象を言う。
もっと分かりやすく言うと、病(illness)は人間に本質的な症状を患うことの経験であり、疾患(disease)は治療者の視点から見た問題で、病を障害の理論に特有の表現でつくり出す際に生み出されるものである。
参考資料:日本統合医療学会教育セミナー誌より