有田焼の里を訪ねて | 中島旻保の大人の絵日記

中島旻保の大人の絵日記

医療者でありながら一方では、政治経済のことになると言いたい事が沢山あるそんな中島旻保のコラムとも言える絵日記

旅の2日目、佐賀県有田市の有田陶器を訪ねた。有田焼で有名な香蘭社行ってみた。香蘭社は明治初期に建てられた洋風モダンな建物で、江戸末期から中期の有田焼古陶器があり、柿右衛門・鍋島‣古今利の3様式などが展示されていた。

次に、酒井柿右衛門と同じく人間国宝である井上萬二氏の工房を訪ねた。柿右衛門は、制陶技術を継承しながら新たな文様を多く取り入れた独特の手法を確立した。現在は15代目が継いでいる。もう一人の井上萬二氏は白磁の世界を完成させ、一切の加飾に頼らないで、端正さ、温かさ、凛とした風格を表現した「形そのものが文様」を追求した白磁の第一人者である。素晴らしい有田焼の数々を鑑賞させてもらった。やはり日本を代表する陶磁器は素晴らしかった。