何でもやりたがる日本人1 | 中島旻保の大人の絵日記

中島旻保の大人の絵日記

医療者でありながら一方では、政治経済のことになると言いたい事が沢山あるそんな中島旻保のコラムとも言える絵日記


中島旻保の大人の絵日記-何でもやりたがる日本人_1303


 どうも日本人は、無理だと分かってもやりたい人種のようだ。例えば政治でいえば、中国の尖閣諸島問題や韓国の竹島問題、慰安婦問題、ロシアとの北方四島領土問題など、歴史上は解決、あるは一部解決している問題なのに未だ紛争や混迷を極めている。
 
言わなくていいことを言い、言わなければならないことを言わない。今まで名を残した政治家は、ストレートに相手に物を言い、行動を起こした。その結果、無理だと思われた事項でも罷り通った。しかし、最近はあまりにも馴れ合い精神でことを運びすぎる。
 
経済でも、やってはいけないことを無理に通して、問題提起してしまう。消費税の問題でも、この国の経済情勢が悪く、ここで値上げしては庶民の生活が困窮することを分かっているのにやる。教育では、あまりハードだから、ゆとり教育を採用したり、いや、ゆとり教育では国際社会についていけないからやめよう。
 
交通では、自転車は歩道を走ると危ないから、車道を走らせたり、自転車の二人乗りは危険だから、止めようといいながら、子供を前後に乗っけて運転するのは構わない。全く勝手である。
 
みんなで良いものをつくろうとしても、すぐに反対する人がいる。自分の意にそぐわないと反対し、自分にとって得することがあると賛成する人がいる。社会にはみんなの利益になるために法律があり、規則がある。どうも近代日本は何かくるっているように思えてならない。

Dr.中島の四方山日記(1303)