うちの診療所は肛門専門施設ですが分子栄養学や点滴療法を治療に取り入れています。
そのため癌の代替療法について患者さんから質問や要望が多く、最近、癌治療のための栄養療法や高濃度ビタミンC点滴が増えてきました。
標準治療を受けながら栄養療法や点滴療法を受けている患者さんもおられますし、ステージ４で「できることがない」と言われ代替療法を受けている患者さんもおられます。
抗癌剤治療中の患者さんで多いのが食欲不振で全く食べられなくなり、体重がどんどん減っていきガリガリに痩せてしまった･･･というもの。
主治医から胃酸を抑える薬を出されていることが多いのですが、服用しても全く症状は改善しません。
食べないとどんどん痩せて体力が落ちていきます。
だからなんとしても食べてほしい。
食べることは生きることだから。
そこで患者さんに処方しているのが消化酵素です。
胃酸を抑える薬をやめてもらって消化酵素を飲んでもらっています。
これが非常に患者さんから喜ばれまして･･･「何が一番良かったかって消化酵素でご飯が食べられるようになったこと」と患者さんが嬉しそうに報告してくれるのです
元々は栄養療法の患者さんのために使っていた消化酵素。
ちょっと食べるだけで胃がもたれてしんどくなる
すぐにお腹いっぱいになってちょっとしか食べられない
食べたあとお腹がはってしんどい
そんな症状で「太れない悩み」を抱えた患者さんに処方していた消化酵素です。
癌の患者さんにも大変喜ばれました。
食べられるようになると元気になります。
体重も増えます。
体力もつきます。
この消化酵素はM社のものだったのですが、日本支社が閉鎖になり手に入らなくなりました。
困って別のメーカーの似たような消化酵素のサプリを仕入れたのですが、使ってみてやっぱり違う
M社のものと効果が全く違ったのです
これがないと困る
という患者さんが大勢おられたので輸入することにしました。
改めて自分も服用してみて効果の違いを実感。
患者さんにも「前に出してた消化酵素あるよ」と言うと「嬉しいです困ってたんです
」と言われました。
やはり消化酵素と言っても何をどれくらい配合してあるかは商品によって違うので消化酵素なら何でもいいわけではありません。
と言うわけでして、以前皆さんに出していたM社の消化酵素のサプリは輸入で仕入れました。
今まで通り処方できますので困っている患者さんは言って下さいね
今では癌治療中の食欲不振に救世主のような存在となっています。
胃酸を抑える薬や胃薬を服用しても症状が改善しない方は消化酵素という選択肢も考えてみて下さいね。
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