国が必死になって進めているマイナ保険証。
医療機関での利用率がなかなか上がってないようです。
医師サイトでマイナ保険証についてアンケートが実施されました。
その結果を要約してシェア↓
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マイナ保険証利用率、開業医45.5%「5%も不可能」
DX加算の要件「高すぎる」43.2%
10月以降、医療DX推進体制整備加算にマイナ保険証の利用率5~15%という要件が設けられる。
意識調査では、開業医の45.5%が8月時点で「5%も不可能」と答え、最も低い加算3の算定も難しい現状が浮かび上がった。
Q 医療DX推進体制整備加算について、マイナ保険証利用率の施設基準は妥当だと思いますか。
「高すぎる」が最も多く43.2%、次いで「妥当」30.7%、「低すぎる」26.1%と続いた。
Q 経営する医療機関では今年8月時点で、どの程度の利用率が実現可能だと思いますか。
「5%も不可能」の回答が45.5%で、最多となった。
加算1となる「15%以上が可能」は12.9%にとどまった。
「普及しないのは根本的な欠陥」開業医から不満の声
・そもそも、マイナ保険証が、医療DXに寄与する要素は少ない。マイナンバーは、上手に利用すれば効果が期待できる可能性はあります(弊害も考慮する必要があるが)。インセンティブを付けても普及しないのは、根本的な欠陥があると判断できます。マイナンバーカード普及の手段に、医療を悪用すべきではない。
・マイナカードはまず免許証や印鑑手帳、図書館の貸し出しカードなどから始め、時間をかけてゆっくり進めるべきだった。マイナカードの取得は任意であると言って従来の保険証は廃止するなんて、正気の沙汰とは思えない。
・そこまでして普及させようとする目的が理解できません。
・もう少し「付加価値」を設けないと進みにくいと思います。利用者は「高齢者」が多いですので。
・特に高齢者に対する医療に関して、不要な薬剤の投与や受診が非常に多い。そのため、適切な医療の提供・薬剤の投与をコントロールする意味で医療費の適切な配分を考えれば必要なことと思われるが、一方で、DXを整備するにあたり、開業医への金銭的負担が大きいことも考慮すべきところではないかと思う。
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マイナ保険証の利用率が5〜15%以上あれば補助金あげますよ〜という制度を作ったのですが、それを達成できている医療機関が少ないようです。
なんと、半数近くの開業医が利用率5%を達成するのも無理だと答えていました。
患者さんにマイナ保険証を使わせたら補助金あげますよ〜と目の前にニンジンをぶら下げても普及しない。
マイナ保険証を導入するためのコストがかなりかかるらしいです。(うちの診療所は自由診療なので全く関係なし)
コメントにもあるように
インセンティブを付けても普及しないのは、根本的な欠陥がある
マイナンバーカード普及の手段に、医療を悪用すべきではない。
不要な薬剤の投与や受診が非常に多い
その通りだと思います。
過剰医療に気付いている先生も多いのでしょう。
医療は病気を治す、あるいは病気とうまく付き合えるようにして、通院を終わらせることがゴールのはず。
だけど実際はサブスク医療が横行してます。
つまりずーっと薬をもらうための通院が続く。
下手したら一生続く。
薬をもらうためだけに月に1回通院している人が本当に多い。
その薬が本当に必要なのか、薬で良くなっているのか考えずに・・・医者も患者も。
医療はまじめに良心的にやるほど儲かりません。
なぜなら良くなったら患者さんは通院して来なくなるからです。
売上げを上げるためには出来るだけ足繁く通ってくれる患者さんを大勢囲い込まなければなりません。
そうやってサブスク医療が当たり前に行われ、患者さんも医者も、それに対して何も疑問に感じなくなってしまっています。
それは肛門科に限った話ではありません。
早く治して通院を終わらせようよ
と言いたい。
話がそれましたがマイナ保険証、なくても今まで通り医療機関を受診できます。
患者さんから質問が多いので記事にしました。
お役に立てれば幸いです。
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