ビタミンB群を摂取したら、しつこかったニキビがキレイに治った | みのり先生の診察室

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私の外来では分子栄養学を取り入れた便通治療を行っています。

 

最近は栄養療法目的での受診も増えてきました。

 

ちゃんと診断して栄養素を補うには血液検査をするのが一番正確です。

 

でも費用もかかるし結果が出るまでに2週間かかる。

 

そこまでして・・・と言われる患者さんには、簡単な問診と診察で不足している栄養素を予測し補ってもらっています。

 

先日来られた患者さんにビタミンB群を処方しました。

 

おそらく足りていないだろうと確信を持って。

 

そして1ヶ月後・・・。

 

なんと、体調も良くなっただけでなく、しつこかったニキビ(吹き出物)がキレイに治ったと。

 

それだけではありません。

 

PMS(月経前症候群)まで良くなったというのですびっくり

 

予想以上の結果でした。

 

嬉しいですね。

自分の手応えを感じた瞬間です。

 

ビタミンBというと多くの方はチョコラBBを思い浮かべるかもしれません。

 

口内炎やニキビに効くという認識をお持ちの方も多いと思います。

 

ビタミンB群にはビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸などがあります。

 

エネルギーを作るために欠かせない栄養素で代謝ビタミンと呼ばれています。

 

ところが食品から摂ったビタミンB群は、そのままの形では働けません。

 

活性型に変えられて初めて働くことができます。

 

活性型に変わるには色々なビタミンB群が互いに関係します。

 

また核酸が必要なものもあります。

 

だからビタミンB群が活性型になって体の中で働いてもらうには、単体で摂るのではなく複合体で摂る、できれば核酸成分も一緒に摂るのが理想的。

 

妊活サプリや妊娠中のサプリとして人気の葉酸ですが、葉酸だけ摂取しても葉酸が活性型に変わるのにナイアシンとビタミンB12が必要なので、単体で摂取するのではなく他のビタミンB群も一緒に摂る必要がある。

 

サプリの栄養素の構成はメーカーによって随分違います。

 

ただただ栄養素を突っ込めばいいというものではないのです。

 

代謝のことまで考えて設計されたサプリは医療機関専用ならでは。

 

成分を見てもらうとよく分かります。

 

ちゃんと核酸が入ってるでしょ?

 

しかも核酸の原料は白子です。

 

白子と言えば高級食材。

 

そんなものをサプリに入れたらコストがかかるから、普通は原料に白子を使わないのですが、わざわざお金がかかってもいいからと白子を選ぶところがすごいです。

 

 

ビタミンB群はTCA回路とアミノ酸代謝に関わっており、B群が不足するとエネルギー不足となり様々な症状を引き起こします。

 

例えばビタミンB1が不足すると肩こり、筋肉痛、疲労、お酒に弱くなる、食欲不振、記憶力低下などの症状が生じます。

 

ビタミンB2が不足すると肝機能低下、疲れ目、口内炎、皮膚や粘膜の炎症などが生じます。

 

ビタミンB3(ナイアシン)が不足するとうつ、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢などの症状が生じます。

 

ビタミンB5(パントテン酸)が不足するとうつ、足の痛み、めまい、動悸、頭痛、けいれん、皮膚の異常などが生じます。

 

ビタミンB6が不足するとかゆみ、湿疹、皮膚炎、貧血、虫歯、下痢、食欲不振などが生じます。

 

ビタミンB12葉酸が不足すると記憶減退、集中力低下、食欲不振、便秘下痢、異常興奮、学習能力低下、胎児・乳児の成長不良などが生じます。

 

ビオチンが不足すると脱毛、白髪、うつ、無気力、食欲不振、吐き気、嘔吐、皮膚炎、筋肉痛、皮膚の浮腫などが生じます。

 

 

どうですか?

 

思い当たる症状がある人も多いと思います。

 

しかも便通に関わっている栄養素なんです。

 

だから便秘や下痢の治療の一環として取り入れたい栄養素。

 

 

 

ビタミンB群は不足している現代人は予想外に多いでしょう。

 

ビタミンB群はストレス、飲酒、妊娠、授乳、過食などで大量に消費されてしまうからです。

 

しかも加齢とともに消費量は増え、不足気味になっていきます。

 

だから50代以上の人には補って欲しい栄養素。

 

 

なんとなく疲れやすい、肩がこる、寝ても疲れがとれない、集中力がない、肩こりが治らない、口内炎ができやすい、風邪をひきやすい・・・ななどの症状がある人はビタミンB群が不足しているかもしれません。

 

 

単体で補うのではなく、全部補ってみて下さい。

 

市販のサプリを飲んでも効果が実感できないのは、サプリが効かないのではなく、効かないサプリを飲んでいるからだと思います。

 

中身が全然違うから。

 

 

治療のためのサプリは医療機関専用サプリならでは。

 

配合量が違うだけでなく、代謝や相互作用のことまで考えて設計されています。

 

 

ちなみに有本香チャンネルに出演する際に、有本さんに不足している栄養素は何だろう?と予測を立て、プレゼントしたのもビタミンB群でした。

 

先日、夜ふかしライブの最後のほうで「みのり先生から頂いたサプリのおかげか割と体調がいい感じ」とおっしゃっていましたが、もしかしてビタミンB群の効果かもしれませんキラキラ

 

 

開始から59分50秒あたりから↓

 

「顔がシュッとした」とおっしゃっているのもビタミンB群のむくみ防止効果かもしれませんキラキラ

 

あとグルテンフリーとカゼインフリーもされているようですし爆  笑

 

 

実践して頂いて嬉しいですドキドキ

 

 

というわけでして・・・

 

大事なんですよ。

ビタミンB群。

 

私も主人から勧められて毎日飲んでいます。

 

これ以上サプリ増やしてどうするねんニヤニヤ

 

って思ったのですが、やはり体調がいいので継続しています音譜

 

 

 

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