カルシウムの摂りすぎに注意! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

栄養療法をやるようになってから患者さんが飲んでいるサプリもチェックするようになりました。

 

質の悪いサプリで肝機能障害を起こしていたり、サプリのせいで下痢便秘になっていたり、まぁ色々と問題があるわけですよニヤニヤ

 

健康に良かれと思って飲んでいる健康食品のせいで不健康になっているなんて本末転倒。

 

薬は病気をした時だけ飲むものだからまだいいけれど、サプリは毎日、へたしたら一生飲むかもしれないものだから、薬よりも製品の安全性や品質については気を付けなければなりません。

 

患者さんが飲んでいるサプリで多いものを順に言うと

 

1.ビタミンC

2.ビタミンB群

3.カルシウム

 

この3つが多いです。

 

この中で気を付けなければならないのがカルシウムです。

 

日本人にはカルシウム神話があるのか、年齢問わず人気の栄養素ですね。

 

特に60代以上の人はほぼ全員飲んでいると言ってもいいくらい。

 

皆さん、骨粗鬆症対策のために飲んでおられます。

 

カルシウムを摂るためにせっせと牛乳やヨーグルトを毎日必ず摂っているという人も多いです。

 

診療所ではリーキーガット症候群を治すため、患者さんには小麦と乳製品を抜いてもらっているのですが、「牛乳もヨーグルトもダメってなると何からカルシウムを摂ればいいんですか?とよく訊かれます。

 

しかもカルシウムのサプリを飲んでいるのに汗うさぎ

 

だいたいの患者さんが数種類のサプリを飲んでおられるので、その中に含まれているカルシウムを合計すると過剰摂取になっていることもしばしばあります汗

 

そういう患者さんに「関節、痛くないですか?と聞くと必ずと言っていいほど関節痛があります。

 

膝や肩が多いですが、あらゆる関節に痛みが起こります。

 

カルシウムが関節に沈着することによって痛みが引き起こされているのです。

 

関節石灰沈着症というのですが、カルシウム過剰によって引き起こされます。

 

血液中のカルシウムが過剰になっても、不要になったカルシウムは尿中に排泄されるのですが、年齢と共に腎機能は低下していきますので、排泄しきれなかったカルシウムが血管壁や関節、腱、靱帯などに蓄積してしまうのです。

 

レントゲンで白く石灰化した関節や靱帯が映っているケースもありました。

 

骨に、関節に良かれと思ってせっせと摂っていたカルシウムのせいで痛みが引き起こされていたなんて悲しすぎますよね笑い泣き

 

こういう勘違い、本当に多いんですよガーン

 

だからたかが健康食品と侮れない。

 

過剰摂取は要注意パー

 

 

じゃあ、カルシウムは摂らない方がいいのか?というと、そうではありません。

 

骨や歯を形成している大切な栄養素。

 

神経の情報を伝達したり、筋肉が収縮したり弛緩するのもカルシウムが調節しています。

 

また心臓は筋肉の塊ですから、カルシウムは生命活動を維持するのに必須の栄養素とも言えます。

 

だからカルシウムを摂って欲しいのですが、カルシウムと一緒に摂取して欲しい栄養素があります。

 

それがマグネシウム。

 

マグネシウムはカルシウムと拮抗的に働きます。

 

例えばマグネシウムは動脈を弛緩させて血圧を下げますが、カルシウムは逆に血管を収縮させて血圧を上げます。

 

カルシウムとマグネシウムは体内で拮抗しながら様々な生体反応に関わっているためバランス良く一緒に摂取することが重要。

 

マグネシウムを一緒に摂ることによってカルシウムの毒を消去できる。

 

 

巷には「カルシウム配合」を謳った商品が溢れているため、現代人はカルシウム過剰気味。

 

だからマグネシウムをカルシウムを1:1の割合で摂ることをオススメします。

 

栄養療法で処方するサプリメントは1:1に設計されているので安心です。

 

過剰摂取になりません。

 

カルシウムサプリじゃなくて、むしろマグネシウムサプリを勧めたいくらい。

 

日本のマグネシウムサプリは飲むと軟便になるものが多いので注意してください。

 

診療所では軟便や下痢にならないサプリを扱っています。

 

 

カルシウムサプリを扱って欲しいというご要望がシニア世代の患者さんから多く頂いていたので仕入れました。

 

カルシウム&マグネシウム

 

患者さんが飲んでいた市販のサプリや海外のサプリよりも価格も安いですし、毎日飲む必要はないのでお得です。

 

ワケのわからんサプリを買って飲むくらいなら、ちゃんとしたもん、飲んで〜って言いたい。

 

欲しい方は受付窓口またはお電話で電話

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」

上手にトンネルをくぐれましたしっぽフリフリ

老犬だけど頑張ってるよーわんわん

 

 

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