久しぶりに患者さんが書いて下さったアンケートをご紹介。
なんのブログか分からなくなってしまうので、たまには痔と肛門の話を
今日ご紹介する患者さんは50代女性。
肛門のかゆみに悩んで受診されました。
この患者さんは20代からオシリのトラブルがあったけれど、肛門科受診のハードルが高いからでしょうか。
ずっと受診せずに来られていました。
だからトラブル歴30年くらい
私の外来に来られる前に1軒だけ保険診療の肛門科を受診されていました。
幸い、治療が必要な痔核もなく、洗い過ぎ、拭きすぎ、掻きすぎで肛門周囲の皮膚が荒れているだけ。
典型的な肛門そう痒症です。
詳しい解説はコチラを是非読んで下さい↓
肛門のかゆみ〜肛門そう痒症、痔のかゆみ、肛門の皮膚病について〜
かゆみの原因は便なので、便を肛門に残さないように出し切らないと何を塗ってもかゆみは繰り返されます。
湿疹がひどい場合は、ステロイドを一時的に使って皮膚の炎症をおさえてあげる必要があります。
ステロイドは使い方を誤らなければ非常に良い薬です。
ちょこちょこ塗ってダラダラ続けなければ大丈夫
ステロイド外用剤漸減療法に関しては原著論文も書きました。
この患者さんは皮疹がひどかったので、便秘治療に加えステロイド外用剤漸減療法を行いました。
そして2週間後。
かゆみは消失。
かゆみはすぐに無くなったそうです。
ステロイド治療は終了。
Sザルベに切り替えて次の診察は1か月後としました。
そして1か月後。
なんと、かゆみがぶりかえしていました
この患者さんはコロナワクチン非接種。
シェディングの症状で苦しんでおられました。
シェディングで体がかゆくなり、オシモもかゆくなってしまったと
ワクチンを接種した両親に会うとかゆみや皮疹が出ます。
特にワクチン接種直後は症状がきつい。
もともとアトピー性皮膚炎や化学物質過敏症で有機溶媒などに反応して蕁麻疹が出ていたという既往もあります。
シェディングの話は別記事で詳しく書きたいと思います。
たくさんの患者さんから症状の訴えがありますので・・・。
というわけで、シェディング症状によって肛門の状態も変動するので大変です
便通を治すだけではなかなか解決しないし、腸の便秘と出口の便秘、両方あるので便秘治療にも難渋しました。
なのに喜んで頂いて、こちらが感謝です
こんなアンケートをいただきありがとうございます
便秘治療もかゆみ治療もまだまだゴールには到達していませんが、私たちも解決策を探しながら頑張っていきますので、困ったら気軽にいつでも相談して下さい。
受診するほどではない相談でしたらお電話でも構いません。(無料ですし)
一人で悩まず相談して下さいね
ワクチン後遺症やシェディングは、これからもずっと付きまとう問題。
必ず解決の糸口は見つかると思っているので希望をもって頑張りましょう。
私たちも患者さんのお役に立てるよう頑張ります。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左端がラブです
犬もシェディングってあるのかなぁ
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