溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
だんだん追いついてきたので今年に来られた患者さんのアンケートになります。
今日ご紹介する患者さんは40代男性。
脱肛による出血で困り受診されました。
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<初めて受診された時の感想>
受信日時を間違えてしまったのですが、受付して頂けたので助かりました。
初めての事だったので、気が動転していたのかもしれません。
自分は大病を患った経験が無いので緊張してご迷惑をかけてしまいました。
佐々木先生の説明は簡潔且つ具体的で、自分の知見も広がったと感じました。
症状に対するあやまった誤解などが正された気がします。
個人的に自分で自分の肛門に坐薬を奥まで押し込むのは恐怖心がありますが、慣れの問題でしょう。
2週間後の再受診時に症状の改善が見られる様にしていきます。
<治療経過>
治療中、幸いにも症状は現れませんでした。
自分で薬を塗る事に恐怖感があったのですが、指示通りに行い、簡単だったのですぐに慣れました。
朝に1度は必ず坐薬を入れて指示通りに行うと、その日はかなり安定し、頻繁に行っていたトイレの回数も減りました。
これが正常に戻りつつあるのか、動行の途中なのかの判断は次回の診療で判明すると思っています。
その時の状況によって、今後の治療も変わると考えています。
<治療が終わって>
症状が改善に向かっているのは安心しました。
しかし、便秘の状態が変わったわけではないので、長く投薬していかねばならないと思いを新たにしました。
個人的な知見として、新型コロナのワクチンによる副作用に関する専門家の意見が聞けたのが良かったです。
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この患者さんは脱肛でした。
脱肛とはイボ痔(痔核)が大きくなって外に飛び出す状態のことを指します。
この患者さんは時々、排便をするとポタポタと出血もありますが痛みは無し。
特にモンスターエナジーなどのドリンク剤や養命酒などを飲んだ際に高確率で出血すると。
また排便の回数が多く、1日2回は便が出ます。
診察すると肛門の中に便が挟まっていました。
コロコロ便です。
今日は排便がまだ無いとのこと。
コロコロ便は昨日の出残り便ですね。
1日経って水分が直腸から吸収されて硬くなったのでしょう。
肛門鏡で診察すると1ヶ所だけ大きな内痔核があり、脱出しました。
坐薬を入れてトイレへ。
溜まっている便を出してきてもらってもう一度診察
便はキレイに出し切れて肛門がカラッポになっていました。
ご本人は脱出症状では困っておられなかったので、まずは手術せずに保存治療をすることに。
治療はシンプル。
坐薬を入れて便を出してきてもらってSザルベを塗るだけ。
痔の薬は使いません。
これだけで症状が無くなる人が多いので、まずは治療の第一歩は正しい排泄から。
そして2週間後。
出血は止まりました。
一度も出血は無かったと。
そしてなんと
痔核が小さくなっています
ご本人にお聞きすると脱出症状もないと
この患者さんのように明らかに脱肛で、普通なら手術適応の状態であっても、便を出し切る、ただそれだけで脱肛が改善することは結構あるのです。
だから初診で手術を決めない。
勧めない。
まずは便通を治してみる。
それで症状が良くなって何も困ったことがないのであれば手術は不要。
患者さんが望めば手術をするけれど、手術をしたくて受診する人は少ない。
みんな手術が必要ないと分かると喜んで帰っていく。
でもね
出血が止まったから
脱肛が治ったから
といって、便通が良くなったわけじゃない。
だから坐薬をやめて出口に便が残ったり溜まったりすると、また脱出したり出血したりする。
排便の管理はずっと続ける必要があるんです。
便秘が治るまで。
頻繁に行っていたトイレの回数も減りました。
と書かれているように、今まで便が残っていたからトイレの回数が多かったのです。
何度も便が出るのは残ってる証拠。
残った便が、あとからチョロチョロ出てるだけ。
前の便通に戻ると、またオシリの調子は悪くなります。
だから頑張って続けて下さいね
ということでこの患者さんは2回目の通院で完治終了となりました。
この患者さんが最後に書かれていたコメント
個人的な知見として、新型コロナのワクチンによる副作用に関する専門家の意見が聞けたのが良かったです。
とありますが、この患者さんはワクチンを接種しておられなかったのです。
実は診療所の患者さんの中に接種していない人は結構おられます。
疑問を感じて自分で調べて接種を見送ったけれど、医学的なことは分からず、不安で誰にも相談出来ず悶々と悩んでおられる方も少なくありません。
だからわざわざワクチンに関する情報をまとめたものを、来られる患者さん全員にお渡ししています。
メディアが伝えていない現場で起きている事実を知って欲しいから。
そして何かあった時に悩まず相談してほしい。
そんな思いでお渡ししています。
だんだん渡す資料が増えていっているので読む側も大変かもしれませんが
喜んで頂けて良かったです。
また来年、オシリ健診でお会いできるのを楽しみにしてます
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
神社にお参りしてきました
患者さんたちのオシリが
良くなりますように
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