はじめて医師の手技やジオン注射に疑いをもつようになりました | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。

 

今日ご紹介する患者さんは40代の女性看護師。

 

他院で何度か治療を受けるも痔が悪化し治らないため受診されました。

 

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<初めて受診された時の感想>

 

今年の2月に2回目となるジオン注射をしましたが、治るどころか注射前より症状が悪化し、はじめて医師の手技やジオン注射に疑いをもつようになりました。

 

ネットで調べていたところ「みなくる」さんという女性の注射体験記事でみのり先生のブログ記事が紹介されていました。

 

(注射する前に読んでおきたかったと)

 

私もみのり先生のブログを読んでジオン注射の恐ろしさを知り、注射したことを後悔するばかりの日々でした。

 

それから毎日先生のブログを読み続けているうちに自分の痔も治るかもしれないと希望がもてるようになりました。

 

みのり先生しかいないと思い受診を決意しました。

 

受診当日、問診票記入中に緊張が高まり手が震えて字が書けなくなり必死に書きました。

 

診察室に入り先生に会ってすぐに緊張もなくなり、リラックスして診察を受けることができました。

 

患者さんの感想で書かれていたみたいに、先生が芸人さんみたいでとてもおもしろかったです。

 

あと、入ったときラブちゃんがカゴから顔を出してくれて目が合ったのですごくうれしかったです。

 

診察の結果「立派ないぼ痔です」さらに「うんこまみれです」と言われ、わかってはいたけれど驚きました。

 

当日の朝、3回も出たのにと。

 

私の痔は手術適応とされているところだけれど、手術しなくても治療ができると言われほっとしました。

 

いぼ痔はなくならなくても症状がなくなれば良いと思っています。

 

先生の説明のなかで印象に残ったのが「自分は加害者、おしりは被害者」という言葉でした。

 

今まで自分には間違った習慣もないのになぜ痔になったのかと不思議に思っていました。

 

痔の原因、自分の悪い習慣を知り、自分で改善しなければならないということがわかりました。

 

坐薬を入れて排便後の診察、便が少ししか出なかったけれど「カラッポになった」と言われました。

 

「あれだけ少しの便でも痔の原因なっている」ことがわかり驚きでした。

 

それから自分の肛門の写真を見せてもらうと大きないぼがあり、自分の目で見ることができてよかったです。

 

自分の肛門は絶対に見ることができないのでとても参考になりました。

 

そして一番心配だったジオン注射の後遺症について。

 

先生が「何もなくてよかったですね」「やわらかい肛門です」と言ってくれたことが本当にうれしかったです。

 

注射のせいで自分の肛門がひどい状態になっていると思い込んでいたので、注射の影響が何もなかったことがわかり一気に不安が解消されました。

 

便秘の治療はこれから始まり大変かもしれませんが、まずは一番の心配事がなくなったことが大きいです。

 

受診して良かったです。

 

帰りに先生からラブちゃんのおやつを手渡してもらい、あげることができました。

 

ラブちゃん、すごくかしこいです。

 

さすがでした。

 

ラブちゃんの存在はすごいです。

 

かわいくてとても癒されます。

 

写真を見るだけで癒されます。

 

これからも先生のブログを読み続けながら便秘の治療をがんばろうと思います。

 

 

<治療経過>

 

坐薬を使って1日目、2日目はお腹の張りと不快感が続きしんどかった。

 

坐薬を入れるとけっこうすぐに出そうになり10分が限界でした。

 

こんなにしんどいこと続けられるかなと不安。

 

3日目頃から坐薬排便後、腹部不快などなくなり落ち着いてきました。

 

一度すっきり排便できても坐薬使用でまたたくさん便が出ることに毎日驚きでした。

 

今までこんなに大量の便をためていたのかと。

 

排便は良好だけど、いぼの調子が悪く、脱肛が続いています。

 

戻してもすぐ出てきて「出っぱなし」状態。

 

朝の排便後は大丈夫なのにすぐに腫れてくる感じです。

 

11日目頃から日中は大丈夫で夕方になるとまた腫れてきました。

 

坐薬の排便後、1〜2時間してまた排便がある日もありました。

 

きっちり排便ができていないみたいです。

 

 

<治療が終わって>

 

これから排便コントロールをきっちりできるようにがんばっていこうと思います。

 

先生のブログ、診察での指導で痔についての正しい知識を得ることができました。

 

それから専門外の先生の間違った診断や治療で悩んでいる患者さんがたくさんいることも知りました。

 

そんな人たちがみんなこの診療所にたどり着けることを願っています。

 

自分も仕事でそういう人たちの何か役に立てることができればと思いました。

 

私は先生のブログにたどり着けて本当にラッキーだったと思います。

 

みのり先生、院長先生が本当に患者さんのためだけを思って診療されていることがよくわかります。

 

私たちには先生が必要です。

 

いろいろ大変だと思いますが、これからもよろしくお願いします。

 

本当にありがとうございました。

 

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この患者さんは今でも年に1回のオシリ健診に来られています。

 

もちろん手術はしてません。

 

上手に痔と付き合っておられます。

 

そんな患者さんがたくさんおられます。

 

何も困ったことがなければ、立派ないぼ痔(痔核・脱肛)があっても、手術せずにそのまま持っていていいんです。

 

不便を感じたら、つらくなったら、お別れしたくなったら、その時に手術をすればいい。

 

その手術のタイミングがいつ訪れるのかは分からない。

 

突然かもしれないし徐々にかもしれない。

 

手術を先延ばしにしても手遅れになったりしないので、焦って慌てて受ける必要はありません。

 

 

この患者さんは看護師さん。

 

だから医療に関する知識はお持ちです。

 

だけど看護師と言えど肛門の専門性については知らない。

 

それは看護師に限らず医師でも同じ。

 

私だってそう。

 

肛門科の業界のことなら分かるけれど、肛門科以外の診療科のこととなると不案内です。

 

要するにどんな職種でも、その業界に身を置かないと分からない。

 

今年の2月に2回目となるジオン注射をしましたが、治るどころか注射前より症状が悪化し、はじめて医師の手技やジオン注射に疑いをもつようになりました。

 

 

と書いておられるように、自分が患者の立場になって治療を受けて初めて疑問を持つことも多い。

 

肛門を専門にしている医師の探し方も分からない。

 

だからこの記事を書きました。

 

日本の肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜

 

学会の専門医や指導医を持っているからと言って肛門専門の先生とは限らない。

 

大切なのは医師の経歴。

 

肛門専門施設での研修・勤務経験がある

 

この1点に尽きる。

 

 

患者さんの感想で書かれていたみたいに、先生が芸人さんみたいでとてもおもしろかったです。

 

これもよく言われます。

 

説明の途中で笑いをこらえている患者さんも多いです。

 

大まじめに痔と便秘について説明してるつもりなんですけどね滝汗

 

 

診察の結果「立派ないぼ痔です」さらに「うんこまみれです」と言われ、わかってはいたけれど驚きました。

 

当日の朝、3回も出たのにと。

 

 

私の外来に来られる患者さんの9割以上は毎日排便がある人です。

 

この患者さんのように1日に何度か出るという人も多いです。

 

今まで自分には間違った習慣もないのになぜ痔になったのかと不思議に思っていました。

 

こんなに便通がいいのにどうして痔になったのよ??

 

その答えが出残り便秘

 

間違った習慣に気付いてなかっただけニヤニヤ

 

だから痔になったの。

 

 

先生の説明のなかで印象に残ったのが「自分は加害者、おしりは被害者」という言葉でした。

 

 

この言葉は私たちの師匠の増田先生が言われた言葉なんです。

 

私も初めて聞いたときは衝撃でした。

 

短い言葉だけど本質を突いていると感心しました。

 

本当にその通りで、そんなオシリにしたのは誰?と考えてみて。

 

他でもない自分なんですよねぇ・・・あせる

 

坐薬を使って1日目、2日目はお腹の張りと不快感が続きしんどかった。

 

3日目頃から坐薬排便後、腹部不快などなくなり落ち着いてきました。

 

 

坐薬を使い始めの頃はお腹がしぶったり、あとで腸液が出てくるのが不快だったりするのですが、1週間もしたら慣れます。

 

だから頑張って!

 

 

一度すっきり排便できても坐薬使用でまたたくさん便が出ることに毎日驚きでした。

 

今までこんなに大量の便をためていたのかと。

 

 

坐薬を毎日使うと、こんなにも便が残っていたのかと驚かれるでしょう。

 

自分のスッキリ感がいかにあてにならないかを知る。

 

そして、こんなに残便を溜め込んでたら痔にもなるわな・・・と納得。

 

そんな便通だから痔になったのだという事実を毎日トイレで突きつけられるわけです。

 

そこを正さずに手術をしてもまた痔になります。

 

だから痔の根本治療は痔の原因となった便通を治すこと。

 

便通を治せば手術せずに痔と上手く付き合っていけることが多いです。

 

だから手術と言われてもあきらめないで。

 

もしかして便通を治せば痔が良くなるかもしれないから。

 

 

それから専門外の先生の間違った診断や治療で悩んでいる患者さんがたくさんいることも知りました。

 

 

 

痔ではないのに痔と診断されて手術やジオン注射を勧められている患者さん

 

必要のない手術を受けたせいで便が出しにくくなってしまった患者さん

 

不適切な手術のせいで肛門が狭くなってしまった患者さん

 

 

そんな患者さんを毎日たくさん診ています。

 

専門外の医師による治療で苦しんでいる患者さんがいることを知って欲しいです。

 

だから肛門科は専門にかかってほしい。

 

困ったことに「〇〇肛門科」と看板を掲げていても、専門外の医師ということがあるので注意が必要です。

 

だからこちらのサイトを参考にして探して下さいね。

 

日本の肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜

 

クリニックの看板や専門医かどうかではなく、肛門専門の病院でちゃんと修練した医師を選んで受診しましょう。

 

あなたの近くにもきっといるはずです。

 

まじめに良心的に肛門診療をやっている先生が。

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

ラブはたくさんの患者さんを癒していますしっぽフリフリ

診察室のカゴの中で

寝ていることが多いので

起こして下さいねわんわん

 

 

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