溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
だいぶ前のアンケートになりますがご紹介したいと思います。
今日ご紹介する患者さんは50代女性。
痛み・出血・でっぱりに悩み東京の肛門科クリニックを受診し、便秘の相談をして整腸剤などを出されたのですが、効果がなく治らないため関東地方から受診されました。
掲載するのがこんなに遅くなってスミマセン
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<初めて受診された時の感想>
みのり先生のお人柄のおかげで、憂鬱なイメージのある肛門科を受診したような雰囲気は全くなく、遠方の親戚のところに楽しいおしゃべりをしに来たような安堵感を感じました。
肛門科なのに恥ずかしくもなく、憂鬱でもなく、居心地がとても良かったです。
診察は明るく楽しく、そして丁寧な説明がありがたかったです。
先生に言われた通り、自発排便後に座薬を入れ、出残りの便を出すようにしました。
座薬が奥まで入っている自信がなかったり、なんとなくスッキリしない感じもして、最初の一週間くらいは、2回入れてみたりしたのですが、二週目くらいからは1度入れればスッキリできるようになってきました。
朝から外出する日は、自発排便を待てないので、坐薬を入れて排便しています。
おかげで、切れることがなくなり、排便が本当に楽にできるようになりました。
ずっと排便は痛いもの、だったので、毎朝スッキリと、痛くなく排便して出かけられることが、こんなに快適なんだということに、感動すらおぼえています。
便通管理と肛門のマッサージを続けていきたいと思います。
<治療経過>
自宅のトイレでないと落ち着いて排便できないので、無意識のうちに我慢を重ね、便秘になってしまったんだと思います。
数日に一度の排便は、最初がかたく、肛門が切れてしまうことの繰り返しでした。
脱肛もあり、自分で押し戻さないといけない状態だったので、最初にかかった肛門科では、詳しい説明よりも手術の日程調整をされ、手術をすれば便秘も治るのか?と不信感をおぼえました。
手術をしない肛門科を検索して、次に行った病院では、漢方薬が処方され、飲めば出るので傷がよくなったりまた切れたりの繰り返しでした。
薬を飲み続けることに不安を感じ、自分なりに調べていた時にみつけたのがみのり先生のブログです。
出口の便秘。
鈍感便秘。
自分の症状はまさにこれだ!と思いました。
自宅からはすぐに行ける距離ではないので、一年間どうしようかと迷い、悶々としていましたが、今回、思い切って受診して本当に良かったです。
痔になってしまったのは自分の使い方が悪かったから。
肛門は誤った排便を続けたことでこわれてしまった被害者である。
今回治療を受けて実感しました。
正しい排便を行えば、肛門は痛めない、ということ。
これからも排便管理を行い、顔のパックやマッサージをするように肛門ケアをして、いたわっていきたいと思います。
<治療が終わって>
今回の治療では、お酒を断つことがとてもハードル高く感じたのですが、続けてみると、飲まないほうが体調もいいことに驚いています。
お尻だけでなく、全身の健康のために、お酒は嗜む程度の楽しみとしたいと思います。
ありがとうございました。
来年も桜の頃に、お尻検診に伺いたいです。
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やっぱり肛門科って憂鬱なイメージがありますかね
恥ずかしい
怖い
汚い
クサイ
なんだかそんなイメージがあるようですが、うちの診療所は明るくて楽し肛門科です
診察室で笑い声が上がることもしばしば。
ま、そもそも病院って「病気になったら行く所」だから、できればお世話にならない方がいいし、お世話になりたくないところ。
肛門科は尚更でしょう。
だけど
憂鬱なイメージのある肛門科を受診したような雰囲気は全くなく、遠方の親戚のところに楽しいおしゃべりをしに来たような安堵感を感じました。
肛門科なのに恥ずかしくもなく、憂鬱でもなく、居心地がとても良かったです。
診察は明るく楽しく、そして丁寧な説明がありがたかったです。
と書いてもらえて本当に嬉しいです
この患者さんは切れ痔(裂肛)といぼ痔(痔核・脱肛)両方ありました。
脱出症状もあったので、前医で手術を勧められたのも無理ありません。
医学的には手術適応ですから・・・。
でもアンケートに
手術をすれば便秘も治るのか?と不信感をおぼえました。
書いてあるように、手術をしても便秘は治りません。
手術で治せるのは痔だけです。
だから便秘を続ければまた痔になってしまいます。
何度でも痔は繰り返されます。
だからうちの診療所では、たとえ手術適応であっても、まずは出口の便秘を治すことから始めてもらっています。
ちゃんと便を出すようにしたら、それだけで、手術しなくても痔が改善することが多いからです。
この患者さんもそうでした。
3週間後の2回目の診察の時には切れ痔(裂肛)は全て完治し、痔核も少し小さくなっていました。
切れ痔(裂肛)は完治しますが、残念ながら痔核は無くなりません。
でも何も困った症状がなければ、手術せずにこのまま持っていてもいいんです。
そうやって手術をせずに立派な脱肛と10年以上付き合っている患者さんが大勢おられます。
限界がきたら、つらくなったら、嫌になったら手術すればいい。
それがいつ訪れるのかは分かりませんが、手術を先延ばしにしても手遅れになったりしませんので、納得いくまで持ってて下さい。
多くの方が便通を治さずに手術だけ受けるからまた痔になるんです。
あるいは手術後、傷がうまく治らない。痛い。
結局は肛門の中の便を出さずして治療はあり得ないので、まずはちゃんと排便をしてほしい。
肛門は誤った排便を続けたことでこわれてしまった被害者である。
今回治療を受けて実感しました。
正しい排便を行えば、肛門は痛めない、ということ。
この言葉は名言ですね。
私の説明がちゃんと深いところでストンと腑に落ちている証拠。
そして私が指導するのは排便だけではありません。
生活指導も必ず行っています。
初めて来られた患者さんには基本的に小麦と乳製品、お酒を抜いてもらっています。
腸内環境を悪くするからです。
出来上がった便を排泄する所である肛門をケアするのも大事ですが、どんな便を作るのかということも大切。
説明した時には多くの方が驚かれますが、「騙されたと思って2週間だけやってみて」と言うと、ほとんどの方が「期限付きならできるかな・・・」とやってくれます。
そうしたら・・・
お腹の張りがなくなった
下痢しなくなった
便秘が治った
という腸の症状だけでなく
肌がキレイになった
ニキビが治った
肩こりがなくなった
腰痛が消えた
などなど体調が良くなる人が多く、そのままグルテンフリー・カゼインフリーとお酒抜き生活を続けられます。
特にお酒は動脈硬化や糖尿病の原因にもなりますので、嗜む程度にしておきましょう。
もちろん痔に悪いです。
排便管理と生活管理をしっかりやっていただければオシリも長持ちしますので頑張って下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブは憂鬱なイメージを払拭するのに
貢献していると思いますね
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お読み頂けると幸いです。