先日、認知症サプリのフェルラ酸を飲んでいる患者さん向けに記事を書きました。
私の父がアルツハイマー型認知症で刻々と症状が進行していくのを何とかできないものか・・・と調べたり勉強したりしていた時に出会ったのがフェルラ酸でした。
予防にもなるということで私も主人も飲んでいるのですが、近年、アルツハイマー型認知症の原因について「ミエリン仮説」というものが有力になってきているということは前回のブログでお伝えしましたね。
この度、フェルラ酸サプリを販売されている会社の社長さんから1冊の本を頂きました。
認知症を専門にされている脳神経外科医である工藤千秋先生が書かれた著書でした。
きっと難しい内容なんだろうなぁ・・・と思って読み始めたら、専門的な内容なのにスラスラ読める
めっちゃ分かりやすい。
難しい脳やニューロンや細胞の話が図説入りで、素人でも分かりやすく解説されていました。
私のような専門外の人間でも理解できたので、きっと皆さんも理解できるはず。
とにかく文章がウマイです。
本を書いた身として、これはウマいなと、内容もさることながら文章力に感心しました。
そして本の後半は実例がリアルに描写されているので、とても感動的。
症例提示された先生方の患者さんに対する思いが伝わってきて、同じ病で悩む家族として、ちょっと目頭が熱くなりました。
この本の73ページからの工藤千秋先生の解説と症例が非常に分かりやすく秀逸です。
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ミエリン仮説こそ認知症治療を変える
①認知症はこれまで「脳」に原因があると思われてきた
②特に、脳にアミロイドβ(タンパク質のごみ)が溜まるのが原因という説が有力だった
③しかし、アミロイドβが減っても、なぜか認知症は改善しなかった
④現在は脳に ”ごみ” がたまるだけでなく、神経を形づくるミエリンという部分に原因があるのではないかと言われている。
⑤研究が進むと、神経を取り巻くミエリンの老化(脱髄)が真犯人の一人の可能性が強くなった
こうした流れから、アルツハイマー型認知症へのアプローチそのものがコペルニクス的に展開をとげつつあるというのです。
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現在、アルツハイマー型認知症治療薬として処方されているものは数種類ありますが、どれも「抗認知症薬と呼ばれながらも対症療法薬でしかない」のは明らか。
私の父もグルタミン仮説によって考案されたメマンチンを内服していますが、アルツハイマー型認知症に伴う症状を抑えているだけで、病気の進行は抑えられていません。
確実に病が進行するのを目の前でヒシヒシと感じながら、何とかできないものかと考えておりました。
そんな時に出会った一冊の本。
読み終わった後、大げさですが感動に包まれ、希望の光が見えました。
そして・・・本の感想をお伝えしたところ、社長さんが10冊診療所に送って下さったのです
自腹で購入するつもりだったのに何て有難いんでしょう
そこで
認知症の家族を抱えておられる患者さんへプレゼントします。
3冊は待合室に置きたいので、7人の方にプレゼントしますので欲しい方はコチラから応募してください。
本の受け渡しが受付窓口あるいは発送となるため、患者さんとオンラインショップのお客様限定とさせて頂きます。
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患者さん以外の方で欲しい方はAmazonや書店でも購入できるようですので、是非とも読んで下さい
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このミエリン活性サプリは
動物(老犬)の認知症にも
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ラブにはフェルラ酸を飲ませていますが
このミエリン活性サプリも
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
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