溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。
今日ご紹介する患者さんは20代女性。
通院しているのに治らない切れ痔に悩み受診されました。
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＜初めて受診された時の感想＞
今年の2月から裂肛で悩んでいました。
たまたまホームページを見つけ、是非診察して頂きたいと思い受診いたしました。
地元の病院ではボラザＧを処方されるだけで、痛みはおさまってもまた切れるを繰り返しで、排便時にとてもストレスを感じていましたが、こちらの医院で出残り便が原因とわかり気持ちが楽になりました。
＜治療経過＞
受診後、トイレに居る時間が短くなりました。
以前は排便時にまた切れるのではないかとストレスを感じながらの排便でしたが、今では排便後の痛みが少なくなり、痛みが長く続くこともなくなりました。
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通院しているのに治らない切れ痔の背景には、必ずと言っていいほど出残り便秘があります。
出残り便秘についてはコチラ↓
出残り便秘・鈍感便秘 〜その残便感は便秘かもしれない〜
この出残り便秘を治さなければ、ボラザＧや強力ポステリザン軟膏などの薬を使っても完治しません。
便まみれの肛門に、どんな薬を入れたって効果半減ですよ
切れ痔が治らないからずっと通院が続く。
受診する度に同じような薬を出される。
薬が無くなったらまた受診して同じ薬をもらう。
そんなエンドレス通院を続けている人がいかに多いことか
そんな人に声を大にして言いたい。
切れ痔をちゃんと治して通院を終わらせようよ
と。
肛門科は内科と違って、痔が治ったら通わなくていい所なんですよ。
痔って治る病気だから。
ちゃんと治療すれば治るんですよ。
だからちゃんと治して通院を終わらせてくださいね。
何のための通院か、よく考えましょう。
痔を治すために通っているワケですよね
通ってるのに治らないのはどういうこと
と考えてみて欲しいのです。
今、やっている治療が奏功してないということなんです。
的外れな治療をずっと続けても何も変わりません。
それどころか、どんどん切れ痔が悪化していっている人も多いです。
良くなるどころか、治療しているのに悪化するなんて本末転倒。
だからずっと通院しても治らない場合は、思い切って別の肛門科を受診してみるのもいいでしょう。
そもそも切れ痔の原因となっている便通を治さなければ、どんな種類の注入軟膏を使っても完治しません。
ちゃんと便を出せば、大量の注入軟膏をもらって帰る必要もないんです。
便が残っているから排便後痛い。
残った便が傷を汚染するから切れ痔がなかなか治らない。
ちゃんと便を出し切れば排便後は痛みが和らいでいきます。
肛門が狭くなければ、排泄を治すだけで多くの切れ痔は2週間くらいで治ります。
肛門に ウンコ溜めてて 完治なし
治らない切れ痔の人は是非、排泄を見直してみて下さいね
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