溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。
今日ご紹介する患者さんは50代女性。
悩ましい肛門のかゆみ「肛門そうよう症」で受診されました。
肛門そうよう症の患者さんは通院歴が長い人が多いです。
ステロイド外用剤を使えば、一旦炎症がおさまり痒みも改善するのですが、やめるとまた再発します。
何度でも・・・。
かゆくなる →ステロイドを塗る →かゆみがおさまる →ステロイドをやめる →またかゆくなる
をエンドレスで繰り返している人も多いです。
そして数年経つとステロイドの効きが悪くなり、もっと強いステロイドを使うようになり、その頃には塗っている時はかゆみがなくて快適だけど、塗るのをやめたら途端にかゆいから毎日塗ろうという状態に・・・
そうやってステロイドの依存性・習慣性が生じ、長期使用による副作用が出てきます。
だから所詮、ステロイド治療も「対症療法」に過ぎません。
かゆみの根本原因を治療しなければ完治はあり得ない。
何度もお伝えしていますが、かゆみの原因は便なので、便をちゃんと出し切って肛門を空っぽにしなければ、何を塗っても、どんな治療を受けてもかゆみは繰り返されます。
再発を繰り返している肛門そうよう症の方は是非、便通を治してみて下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬も便が残ると肛門がかゆいのか
オシリを床にこすりつけて
掻いています
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください