原因を教えていただいてよかったです | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。

 

今日ご紹介する患者さんは50代女性。

 

悩ましい肛門のかゆみ「肛門そうよう症」で受診されました。

 

 

肛門そうよう症の患者さんは通院歴が長い人が多いです。

 

ステロイド外用剤を使えば、一旦炎症がおさまり痒みも改善するのですが、やめるとまた再発します。

 

何度でも・・・。

 

かゆくなる →ステロイドを塗る →かゆみがおさまる →ステロイドをやめる →またかゆくなる

 

をエンドレスで繰り返している人も多いです。

 

そして数年経つとステロイドの効きが悪くなり、もっと強いステロイドを使うようになり、その頃には塗っている時はかゆみがなくて快適だけど、塗るのをやめたら途端にかゆいから毎日塗ろうという状態に・・・汗

 

そうやってステロイドの依存性・習慣性が生じ、長期使用による副作用が出てきます。

 

だから所詮、ステロイド治療も「対症療法」に過ぎません。

 

かゆみの根本原因を治療しなければ完治はあり得ない。

 

 

何度もお伝えしていますが、かゆみの原因は便なので、便をちゃんと出し切って肛門を空っぽにしなければ、何を塗っても、どんな治療を受けてもかゆみは繰り返されます。

 

 

 

 

再発を繰り返している肛門そうよう症の方は是非、便通を治してみて下さいねウインク

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

犬も便が残ると肛門がかゆいのか

オシリを床にこすりつけて

掻いています滝汗

 

 

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患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に本を出しました!

 

是非、本屋さんで買ってくださいドキドキ