溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。
だいぶ前のアンケートになりますがご紹介したいと思います。
ずっと通院しているのに治らない切れ痔、治ってもまた切れるの「繰り返す切れ痔」に悩んでいる人は本当に多いですね。
今日ご紹介する患者さんは40代女性。
治らない切れ痔、繰り返す切れ痔に悩んでセカンドオピニオンで受診されました。
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他の病院では、話もあまり聞いてもらえず、薬をだしてもらい、また悪くなっては同じような事の繰り返しでした。
そのうち病院に行くのをどうしようか考えているなか、こちらの病院は95%手術をしないという事でしたので、不安でしたが受診することにしました。
毎日便通がいい中、自分が便が残って、その傷がなかなか良くなってない事を初めて知らされました。
保険はきかないので、行くのをためらっていましたが、もっと早く来ればと思います。
他に同じような悩みをもつ人には是非受診して欲しいです。
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この患者さんは典型的な「通院しているのに治らない切れ痔」「治ってはまた切れるの繰り返す切れ痔」でした。
毎日便が出ているから「便通がいい」と思い込んでおられましたが、本当に便通がいいのであれば痔になって肛門科に来てませんよ
そう言うと患者さんは納得されます。
毎日排便があってもスッキリ出ずに中に便が残っていたら便秘です。
便秘とは「便を秘める」と漢字で書きますよね
どこにも「便が出ない」とは書いてありません。
文字通り「秘めてる」んですよ。
肛門に
だから肛門でトラブルが起こったんです。
その肛門の便を出さずして痔の完治なしですよ
通院が何年も長くなると多くの患者さんが手術を覚悟されます。
これだけ通っても治らないのなら手術しかないのかな・・・と。
でもそんなことはありません。
手術が必要な痔は本当に一握りです。
痔の多くは手術をせずに治ります。
うちの診療所の手術率は5%以下です。
またたとえ手術が必要な痔であっても、手術せずに痔とうまく付き合って行くこともできるかもしれません。
だから手術と言われてもあきらめない、その場ですぐに決めない。
他の肛門科を何軒か回って違う先生の意見も聞いてみましょう。
その際は肛門専門の先生を選んだ下さいね。
探し方は以下のサイトに書いてますので、参考にしてみて下さい↓
日本の肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜
あなたの近くにもきっといるはずです。
まじめに良心的に肛門診療をやっている先生が。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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ラブも私もこの場所が大好き
本当に癒される
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