溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートを今日もご紹介。
今日ご紹介する患者さんは50代女性。
痔だと思って来院されましたが痔ではありませんでした。
この患者さんのように痔だと思っていたら痔ではなかったという結末、本当にたくさんあります。
一番多いのは皮膚のたるみ。
そして最近増えてきたのが洗い過ぎ。
痔なんて何もないのに手術を覚悟して受診される患者さんもおられます
「痔=手術」の方程式は、まだまだ患者さんの間で健在なようです。
痔ではなくても、肛門に何かしらトラブルが起こっているということは出口の便秘がある可能性大。
実際、受診される患者さんのほとんどが出残り便秘です。
毎日出ているからと安心していたらオシリがとんでもないことになっていたりする。
逆に痔になる前に出残り便秘に気付いたら、今後痔にならずにすむかもしれない。
そう考えるとやっぱり痔になる前に来てほしいなぁと思う。
でも現実は何もオシリに困ったことがないのに、わざわざ肛門科に行こうなんていう人はいない。
だから会社の健康診断で肛門の診察も加えてもらえたらいいのになぁ
私、行って診断したいくらい。
きっと半数以上の人が出残り便秘だと思うんですよね。
そこで排便指導までできれば完全なる肛門予防医療が実現する。
企業に働きかけようかな・・・。
歯科領域は予防医療に成功して虫歯が激減しましたが、出口の肛門は難しいかなぁ・・・。
やっぱり受診のハードル高いですもんねぇ
それでもあきらめずに私は啓蒙活動を続けて行こうと思います。
初診で来られた患者さんには20〜30分かけて説明をしています。
私が早口でごめんなさい
なるべく早口にならないよう気を付けて話をしているつもりなのですが、話し出すと早口になってしまっているんでしょうね・・・。
プリントに線を引きながら説明をしているので、何度か読み返して頂けると助かります
実際、多くの患者さんが家に帰ってから読み返されています。
診察中は緊張していて頭に入っていない方もおられますから・・・。
もしも分からないこと、理解できないことがあれば、診察の時に遠慮なく聞いて下さい。
完治終了し通院が終わってしまったあとでも構いません。
お電話で聞いて頂いたら答えますので
出残り便秘の概念は初めて聞かれた時は衝撃が大きすぎて、一度で全部理解できないかもしれません。
治療期間中に疑問点が出てきたらすぐにお電話頂いても構いませんし、メモに書いて次回の診察の時にお話しされる方も多いです。
分からないことがあれば一人で悩まずご相談下さいね
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