うちの診療所は肛門科。
受診される患者さんのほとんどが出口で便秘をしています。
皆さんが認識している便秘はお腹(腸)の便秘。
世間では便秘というとお腹(腸)のことを指している。
でも痔や肛門のトラブルが発生している人は出口で便秘をしてるんですよね。
この出口の便秘には下剤も食物線維も乳酸菌も、要するに口から入る物は効かない。
これから作られる便には効くけれど、既に出来上がって出口の所まで下りてきている便や、出し残した出残り便には効きません。
だから出口の便秘には出口からアプローチ。
坐剤を使って治療しているのですが、多くの患者さんから「スッキリ出しやすい便と出しにくい便がある」と言われていました。
そして出口の便秘だけじゃなくてお腹(腸)の便秘もあるという人も結構多くて、そのような患者さんに下剤を出すのではなく、できるだけ薬を使わずに便秘を治したい・・・と思ったのです。
実は昔、私自身が便秘症で下剤を飲んで毎日便を出していました。
だけど何年か飲んでいるとだんだん効かなくなっていくし、下剤って便を出してくれるけど、腸内細菌も一緒に洗い流してしまうので、腸内細菌が減ってしまうんですよね
それは困る
腸内細菌は減らしたくない
と思って、腸内細菌を減らさず、便通を良くしてくれるものはないかと色々探した結果出会ったのが「するり」でした。
「するり」は発酵素。
発酵させる素が入っています。
これを食べると腸内細菌が発酵して、腸内フローラのバランスを保ったまま増える。
選択的に特定の腸内細菌を増やすのではなく、その人の腸内細菌のバランスを保ったまま全体が増える。
腸内を最高のぬか床にする感じ。
漬物って家庭によって味が違いますよね。
それと同じで腸内フローラも一人一人みんな違う。
顔が違うのと同じくらい違うんです。
だからこそ大切にしたいですよね。
「するり」は下剤ではありませんが、便通に効いていて、多くの患者さんから喜びの声をたくさん頂いています。
その中で一番多い共通の声が
便のニオイが変わった
というもの。
今まで便秘だったのでめっちゃクサい便が出てて、家族からもクサいと言われていたのですが、「するり」を食べ始めてからニオイがしなくなった、全然クサくなくなったー
と言われています。
「するり」を食べると便の色やニオイが変わることは私も経験済み
美味しいきな粉味だからそのまま食べてもいいし、わらび餅にふりかけてもOK
コーヒーや紅茶に砂糖代わりに入れている患者さんもおられますし、料理の調味料として使っている人も多いです。
薬ではないので何にでも使って下さい
食べる量は便を見ながら調節して下さいね。
ゆるくなる場合もありますので初めて食べる方は少量からスタートして下さい。
私は朝と夜に大さじ1杯ずつ食べています。
そして、「するり」はお腹(腸)に効いているはずなんですが、多くの患者さんから「便がスルッと出やすい」と言われています。
だから「するり」と名付けたのですよ
出口の便秘には坐薬を使うのですが、スルッと出やすい便を作るために「するり」を併用している患者さんが多いです。
美味しいから継続しやすいということもあるのでしょうか。
愛用されている方がオンラインショップでも増えてきました。
オンラインショップのお客様からも便通が良くなったという声をたくさん頂いており、「これがないと困るので・・・するりを切らしてしまうと大変!」と言われた方もおられます。
そういう私も「するり」を飲まないと便が固くなって出しにくくなります
だから学会で泊まりの時も必ず持って行きます
最近、年に1回のオシリ健診で来られる患者さんから立て続けに「するり」のことを話されたので久々に記事にしました。
するりは薬ではなく食品なので、患者さん以外の方もオンラインショップで購入できます。
患者さんは「院内価格」となりますので、必ず窓口またはお電話でお買い求め下さいね。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
ラブにもするりを少量与えています
そのおかげで便秘知らずです
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患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください