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中国、「コロナ禍前」にPCR機器を大量契約か 米英豪の民間調査
2021年10月6日 (水)配信朝日新聞
豪米に拠点を置くサイバーセキュリティー会社「インターネット2・0」の調査チームは、新型コロナウイルスの感染者が世界で最初に報告された中国・武漢が位置する湖北省で、PCR検査機器の契約数が2019年前半から急増していたとする報告書をまとめた。
チームは新型コロナの出現が従来考えられているより早かった可能性があると結論づけたが、契約件数は継続的に増加傾向だったため、報告書の結論には慎重な見方もある。
調査チームは米英豪の情報機関の元職員らで構成。
公開されている07年以降の中国政府の調達データを使って解析した。
報告書によると、湖北省では19年のPCR検査機器の契約額は約6740万元(約11億6千万円)で、前年より2倍近く増えたという。
大学は前年の2倍、疾病予防管理センターや動物の検査施設でも急増した一方、病院は大きく変わらなかった。
契約額が急増したのは19年5月。
武漢で地元当局が公表した新型コロナによる最初の発症例は19年12月だが、調査チームは「5月に最初の感染があった可能性がある」と指摘した。
「今回の調査結果は、パンデミックの発生時期についての仮説を覆すものだ。パンデミックの始まりは、中国が世界保健機関(WHO)に通知するよりもはるかに早い時期だと高い確信を持って評価している」と結論づけた。
ただ、湖北省での契約額は最近5~6年ほど増加傾向にあった。
米ブルームバーグ通信は、PCR検査は幅広い目的で使われていて新型コロナだけではなく、病原体を検出する方法として普及していると指摘。
「報告書が示した結論に達するには、十分な情報がそろっていない」とする専門家の見解を伝えている。
(ワシントン=合田禄)
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これが事実だとしたら陰謀「論」ではなくなってきますね。
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