一昨日の土曜日の夜遅くにラジオに生出演しました
こちらの番組です。
いや〜、めっちゃ楽しかったです
テレビのように台本通りセリフを言う必要もないし、リスナーの方からの質問にその場で答えるなど、ぶっつけ本番でした。
そのほうが緊張しない私
たった2〜3行のセリフが覚えられないんですよね・・・
台本でセリフが決まっていると「ちゃんと言えるかな」とかえって緊張する
だから自由にしゃべらせてもらえる番組のほうが緊張せずに答えられます。
リスナーさんからの質問の中に、なんと20年前にうちの診療所で手術を受けられた患者さんからのメッセージが
手術を受けて痔を治してから絶好調だったけれど、最近、肛門のかゆみがあると・・・。
うーん
それは便が残ってる可能性大ですねぇ
かゆみの原因は便であることが多いため、出残り便秘を疑います。
手術で痔は治せても、手術で便通は治せません。
手術をしたからって、スッキリ便を出し切れる肛門に生まれ変わるワケじゃない。
だから間違った排便をしていると、また肛門にトラブルが発生する。
20年前はただただ一生懸命、手術で痔を治していました。
まさか出口の便秘が痔の背景にあるとは、当時の私たちは知る由もなく、手術して完治したら患者さんとお別れだったのですが、5年、10年たってから、また痔になって戻ってくる患者さんを診ていくうちに、何故だろうと疑問を持つようになりました。
そうして20年かけて今の治療にたどり着いたので、昔の患者さんは出残り便秘のことも、排便管理のことも知らないんです
痔が治ったら通院もしなくなりますから、その後、排便が間違っていても誰も指摘できません。
20年前と今とでは治療方針も治療方法も随分変わりました。
昔は「痛くない痔の手術」が私たちの最大の強みでした。
今は「痔の原因となった便通を治すことで、できるだけ痔を切らずに治す」という方針でやっています。
手術もやっていますが、治った後も年に1回のオシリ健診で来られている患者さんが多いので、痔の再発は随分減りました。
痔の背景には出口の便秘があると確信しているので、これからは「痔にならないために通う肛門科」として、肛門予防医療にシフトしたいと考えています。
肛門のかゆみが続くようなら是非受診を考えて下さいね
肛門のかゆみ〜肛門そう痒症、痔のかゆみ、肛門の皮膚病について〜
それにしても20代の若者と話すのって楽しかったです
オシリ話でめっちゃ盛り上がりました〜
YouTubeもあんな風に、気軽に楽しく自然体で出来ればいいなぁ。
これからYouTubeで何を発信しようか、ラジオに出てから考えたのですが、ブログと同じじゃつまらないし、ブログとは違った視点でオシリ話をお届けしたいと思っています。
ちょっと忙しすぎるので、ブログを書くだけで精一杯で、今は動画まで手が回らないのですが、ボチボチとやっていこうと思っていますので、YouTube「みのり先生の診察室」もフォローして頂けると嬉しいです
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
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是非、本屋さんで買ってください