診察が痛くなかった | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

今日は脱肛、痔瘻、裂肛、肛門狭窄症とオンパレードだった20代女性患者さんのアンケートをご紹介。

 

遠方から来られた患者さんだったのですが、当院で手術をされ、痔を治して、今では元気に年に1回のオシリ健診で通って来られています。

 

患者さんのアンケートが山のように溜まっているため、掲載するのが今ごろになってしまいましたあせる

 

 

うちの診療所は自由診療。

 

だからあちこちの肛門科を回ってから最後に来られる患者さんも多いです。

 

そこでよく言われることが「診察が全然違う」ということ。

 

直腸診も肛門鏡診も随分違うと。

 

直腸診に関しては、挿入している時間が長いとも言われます。

 

「今までの先生はズブッと入れてスグに抜いていた」と。

 

私は自分の指が届くところまでしっかり挿入し、奥の直腸に癌がないかどうかを念入りに確認しています。

 

ほとんどの患者さんで便が確認出来るので、便出しをしてもらってからもう一度直腸診をします。

 

そこで、便をどけたら癌があった・・・ということも今まで多々あったので、必ず排便後にもう一度診察をするようにしているのです。

 

ズブッと入れてスグにスッと抜いていたら何も分からないので・・・。

 

診察が痛くないということは多くの患者さんから言われました。

 

何が違うのか、他の施設の先生の診察を見たことがないので分かりませんが、患者さんによると随分違うようです。

 

以前、このような記事を書いています下矢印

 

 

肛門を専門にしているかどうかで診察も治療も手術も随分違うと思うので、できるだけ専門の先生を選んで受診されると良いでしょう。

 

専門にしている先生の探し方はコチラのサイトを参考にしてみてください下矢印

 

日本の肛門科の歴史と現状〜専門の医師を見分ける〜

 
坐薬を使うと、坐薬がクセになって、坐薬を入れないと便が出せなくなるのではないか・・・と毎日使用することに不安を感じる患者さんもおられるのですが、逆ですよ逆!
 
クセになってるのは坐薬じゃなくて「便を出し残すこと」「便を溜めること」。
 
その「残しグセ」「溜めグセ」が治れば坐薬は必要なくなります。
 
毎日使っていくうちに、だんだん鈍っていた肛門の感覚が戻ってきて、便が分かる、便意が来る、便が出せるようになった患者さんも大勢おられます。
 
途中でやめてしまうと、また肛門に便が残る→溜まるようになります。
 
肛門は便の通り道。
 
便が通過していく所であって、便を溜めておく場所ではありません。
 
いついかなる時も空っぽなんです。
 
そこに便は無いんです。
 
だから空っぽになっているかどうか、よーく感じてくださいねウインク
 
診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと
犬のようちえんでトレーニング音譜
真剣な顔をしていますしっぽフリフリ
 

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患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に本を出しました!

 

是非、本屋さんで買ってくださいドキドキ