先日来られた61歳の男性患者さん。
20年近く前に当院で膿皮症で手術を受けられた患者さんだったのですが、また久々に膿が溜まったということで受診されました。
膿瘍切開をして膿を出し、喜んで帰って行かれたのですが、その時に食事や生活習慣をチェックし、お酒をやめて、小麦と乳製品を完全に抜いてもらうよう指示しました。
診療所の患者さんの多くが実践されているグルテンフリー・カゼインフリーです。
小麦に含まれるグルテンというタンパク質と、乳製品に含まれるカゼインというタンパク質が、腸の粘膜に穴をあけ、腸を荒らしてしまうからです。
下痢や便秘になったり、お腹が張ってガス腹になる人もいますし、人によって出てくる腹部症状は様々。
そして腹部症状だけではありません。
こんな症状までグルテンが原因だったのということまで発覚した患者さんが山のようにおられました。
今回の男性患者さんもその一人。
以前から階段を上がったときに動悸や息切れがあり、胸が締め付けられるような痛みを伴うようになったため、心臓が悪いのではないかと心配になり、医療機関を受診されました。
心臓をはじめ貧血などの血液検査、心血管造影までされましたがどこにも異常なし。
長年、症状が出る度に不安だったそうです。
ところが・・・
グルテンフリー・カゼインフリーを実践したところ・・・
今までの症状が全て消失
「オシリで困ったら絶対にココって決めて来たけど、オシリが治ったことよりも、長年苦しんでた動悸と息切れ、胸痛が無くなったことが嬉しかったこんなにカラダが楽になるのなら、もっと早く知りたかった。人生勿体ないことをした。」
と患者さんがおっしゃっていました。
カラダが軽くて気分も良く、人生変わったと。
もともとパンなどはあまり好きではなかったけれど、出されたら何となく食べていたそうで、あまり好きではなかったというのもカラダからのサインだったのかもしれませんね。
それを考えると小学生の給食はかわいそうだという話にもなりました。
だってパンと牛乳って、グルテンとカゼインを無理矢理摂取させられているようなものですからね。
私が子どもの頃は牛乳が苦手、キライという生徒は鼻をつまんで無理矢理飲まされていましたが、あれも、もしかしてカゼインをカラダが拒否していたのかもしれませんね。
グルテンフリー・カゼインフリーを患者さんに勧めるにあたって読んで欲しい本を2冊ご紹介しています。
どちらも読みやすいです。
特にジョコビッチの本は自身の経験を元に書かれているので、とても面白く、私は一気に読みました。
この患者さんは完全グルテンフリー・カゼインフリーを実践されています。
醤油をはじめとする調味料まで全てグルテンフリー・カゼインフリー。
今では小麦のモノを欲しいと思わなくなったとおっしゃっていました。
私は時々、うどんやイタメシを食べるのですが、グルテン分解酵素を飲んでもガス腹になって永遠にオナラが出たり、肌がカサカサしてニキビが出来たり、肩がこってカラダがだるくなったり、2〜3日不調が続きます。
グルテン分解酵素についてはコチラ↓
患者さんたちも普段はグルテンフリー・カゼインフリーを実践して、食べてしまったときにグルテン分解酵素を飲んでおられますが、これに頼らずできるだけ食べないようにしたほうがいいと思いました。
やっぱり飲んでいてもしんどいですわ
というわけで、まさか・・・と思うような症状までグルテンによって引き起こされていることがありますので、まだチャレンジしたことが無い人には是非オススメです
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬も食べ物でカラダが変わります
ラブはフードを変えただけで
毛が生えてきました
クリックお願いします
患者さんのリクエストで復活させた
化粧品と発酵素するりの記事は
コチラ
便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
2020年12月25日に本を出しました
是非、本屋さんで買ってください