今日はコスメのご紹介です。
診察室で数人の患者さんにはお話して、購入された方もおられますが、私のオリジナルコスメ「Minori Doctor's Cosmetics」があるのに、新たにコスメを導入した理由についてお話したいと思います。
2019年1月末に武漢が閉鎖されてから世界中に広がった新型コロナウイルス。
日本でも感染が拡大し、国民総マスク生活となりました。
一人で自宅に居るとき以外はマスクを着用している人が多いと思います。
マスクを着用するようになってから、肌荒れやニキビで悩んでいる女性も徐々に増えていきましたが、娘はひどいマスクニキビが出現
中高生の時に思春期ニキビが出たことはありましたが、人目が気になるほどでもなく、アゼライン酸クリームやアクアチムクリームでキレイに治っていました。
ところが・・・
今回のニキビは違う。
もうなんていうのか
皮膚の底の方から盛り上がってくる感じ
しかも多発。
マスクをしている部分にだけできているため、マスクをしたらお肌のキレイなお姉さんに
一見ぜんぜん分かりません。
でもマスクを外すと・・・悲惨な顔
今までニキビが全くなかったので友だちからも「どーしたんなんで
」とビックリされるほど
今まで私の作ったオリジナルコスメを使っていたのですが、それでも改善しないので、ネットやデパートで、ありとあらゆるコスメを買い漁り使用するも全く改善の気配なし
ニキビを潰しに美容皮膚科にも行き、そこで勧められたコスメを使用するもダメ
ピーリングをはじめ、ありとあらゆるニキビ治療をしましたがマスクニキビは治りませんでした。
あれこれコスメを使いすぎたせいでしょう。
市販の化粧品の多くに界面活性剤が入っていますので、皮膚の第一次バリアーである皮脂膜を溶かしてしまったせいで、ニキビがボコボコにできているくせに、肌は乾燥してバサバサ・・・という状態に
ひどい乾燥肌で、お風呂上がり、体を拭く前にスグに化粧水をつけないと肌がつっぱって大変なことになると、いつも真っ先に顔のスキンケアをしていました。
そしてリッチなクリームを塗っても乾燥するという始末・・・
「それ絶対に皮脂膜がないから
皮膚の内部から水分が蒸発して
砂漠状態になってるねんで
その市販のコスメやめて
お母さんの化粧品を使いなさいよ」
と言っても聞く耳持たず
そんな時に出会ったのがFAITHのラメラボ。
一般的に、化粧品は「肌に良いどんな成分が入っているのか」で評価されがちですが、その成分は総量のうちのごくわずかに過ぎません。
残りの多くが、もしも肌に悪影響を与えるものだったとしたら、結果はマイナスでしかない。
化粧品に「どんな成分が入っているのか」ということより、そもそも「化粧品のベースを何でつくるのか」を追求し続けてきた。
という化粧品。
そしてリポソームと似た技術、ナノカプセルに生コラーゲンを巻き付けることによって肌の内部に届けるという特殊製法。
何よりも他の化粧品との違いは
これまで一般的によく使われていた水、合成界面活性剤などからなる化粧品とは根本的に異なり、「ナノカプセル」と「水」をベースとしてできている
という点。
商品説明に来て下さったAさんも、他人から指摘されるほどのニキビで悩んでいたところ、FAITHの化粧品を使って半年ほどで見事に消失したことに感動し、この会社に就職したと話されたので、娘のニキビについて相談。
実際に娘も一緒に説明を受けて、今までの化粧品を一切やめて職員と一緒にモニターテストに参加することに。
そうしたら・・・
改善の兆しが全くなく、悪化の一途を辿っていたニキビが、翌日には少し良くなっているではありませんか
そして1週間もたたないうちにどんどん良くなり、新しいニキビは全く出来なくなりました。
試供品は数日分しか無かったため、わざわざ娘のためにテスターを持って来て下さり、私と娘はしばらくモニターとして使用を継続。
新しい化粧品を導入する際には、必ず自分とスタッフが試しに使ってから厳しい目でもって判断します。
今使っている化粧品を全部やめて新しいものだけを最低2週間使用。
そこで効果を感じても、一旦使用を中止し、いつもの化粧品に戻して効果を比較。
そこで「どうしても使いたい、これがないとダメ」となれば採用決定という過程を経ます。
ところが今回は
「お母さん、私、あの化粧品がないと生きていけないから買って」
と早々にお願いされ、私の評価を経ずに、娘のために取り入れることにしました。
使用して1ヶ月ほどですが、娘のニキビは驚くほどキレイになって、ここのままいけば消失しそうです。
ニキビ跡もキレイになってきています
モニターテストに参加した職員と私の感想は後日ブログに書きますが、いやぁ、こんなスピード承認、初めてですよ
自分が使うもの以外は化粧品もサプリも扱わないので、自分が使うかどうか判断する前に取り扱いを決めたものはこれが初めて。
自分が飲みたいと思ったサプリを導入し、自分が使いたいと思った化粧品を取り扱ってきたので、現在、販売しているものは全て私が愛用しているもの。
FAITHのラメラボのシリーズを全商品入れましたが、私が使用しているのは美容液と日焼け止めです。
娘はフルラインナップで使用してます。
さて、何故、何をやっても治らなかった娘のマスクニキビが治ったのか
皮膚科学的に考えてみたのですが、おそらく、市販の様々なコスメを使って、界面活性剤で皮脂膜が無くなっていたと思われます。
皮脂膜は皮膚の表面を潤してくれている天然の油分。
皮膚の第一次バリアーで外部から細菌やウイルスが侵入するのを防いでくれているだけではなく、皮膚内部から水分が蒸発するのを防いでくれています。
皮脂膜があるからこそ皮膚はしなやかに伸びたり縮んだりできる。
例えば手をグーパー
できるのも皮脂膜があるから。
皮脂膜が無くなると、皮膚がつっぱって伸びないので、表面が裂けてしまいます。
その典型例がいわゆる「あかぎれ」。
しっかりと皮脂膜の代わりになるような外用剤で覆ってあげないと、皮膚の内部からどんどん水分が蒸発して、内部の砂漠化は進行します。
おそらく娘は皮脂膜が無くなり、肌の内部は砂漠状態であったと思われます。
表面を潤すクリームをつけても、数時間たてば保湿力はなくなりますし、クリームは肌内部に届きません。
いくら表面だけ覆ってみたところで、内部の乾燥は改善しなかったのでしょう。
当然、皮脂膜が無いと細菌が侵入しやすくニキビや吹き出物が起こりやすくなります。
いわゆる典型的な乾燥ニキビだったのでSザルベを顔に塗るよう言ったのですが、ベタベタするしテカるからと拒否
患者さんで乾燥ニキビにSザルベを塗ったらキレイに治ったっていう人が何人もいるのに・・・。
母親の言うことは一切聞いてくれず、結局、説明に来られたAさんの言葉には素直に従い使い始めたのですが、今までの化粧品とは全く違う異質なものだと娘は大絶賛
「今まで1年以上、いろんなコスメを使ってきたけど、こんなに使ってスグに効果を感じたものはないわ」
と言っています。
私やスタッフのように皮脂膜がしっかりあって、肌内部が乾燥していない人にとっては娘のような感動はあまりないのかもしれません。
でも、いわゆるインナードライの肌の人には、乾いたスポンジにどんどん水分が浸透していくような劇的な変化を感じられるのかもしれません。
早速、希望されたマスクニキビの患者さんに処方しました。
また経過をご報告したいと思います。
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