患者さんのリクエストで1日1記事は主に新型コロナウイルス関連の医療ニュースをお届けしています。
今日は新型コロナとビタミンDについて解説をしたいと思います。
新型コロナが重症化する人にビタミンDが不足していたことはよく知られていますが、インドネシアでこんな結果が出ていました。
ビタミンDの重要性は以前から指摘されていました。
癌の患者さんの血中ビタミンD濃度が低いことも知られていて、癌の栄養療法でビタミンDをしっかり補うことは、分子栄養学の常識とも言えますが、感染症との関わりも深いです。
食事から摂取するだけでは十分量のビタミンDを補えないため、私は手軽に摂れるサプリをオススメしています。
その際、注意点が一つ。
医療機関で処方される処方薬としてのビタミンDは「活性型ビタミンD」で過剰摂取に注意が必要ですが、食事やサプリメントのビタミンDは「不活性型ビタミンD」。
不活性型ビタミンDは必要な分だけ吸収され、余った分は排泄されますので過剰摂取の心配がありません。
だから私は以前からインフルエンザ流行期には通常量の3〜5倍のビタミンDを接種し予防してきました。
ただ、接種したビタミンDサプリがちゃんと吸収されるかは人によって個体差があります。
しっかり血中ビタミンD濃度が上がっているか血液検査で確かめると確実。
中には全く吸収されていない市販のサプリもありましたから、サプリであればどこのメーカーのモノを飲んでも同じではありません。
また添加物問題もあり、私は市販のサプリは患者さんにオススメしておりません。
品質・効果含め、ちゃんとエビデンスのあるドクターズサプリを処方しています。
私は新型コロナ対策として、ビタミンD、ビタミンC、亜鉛の3つを重要視していますが、ビタミンCについては治療効果があったという明確かつ説得力のある科学的なエビデンスは現時点ではありません。
これからデータが蓄積されていけば新型コロナ治療としてのビタミンC点滴療法というのも選択肢にあがってくるかもしれません。
今後に期待というところでしょうか。
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