診療所のスグ近所、OMMビル最上階にある日本料理「楽待庵」。
コロナ禍による業績不振で2月末に閉店になるとブログでもお知らせしました。
通院の帰りにランチして帰られる患者さんがおられたのでご案内したのですが、皆さん、行かれたでしょうか・・・。
最終営業日の夜に、文字通り最後の晩餐に行って来ました。
泣いても笑ってもこれで最後だと思うと切ない気持ちになりましたね。
料理も接遇も一流です。
さらに眺めが最高。
お気に入りのお店でした。
お店に入った頃はまだ日が暮れておらず
黄昏時もキレイですね。
目で見える景色を写真で表現できないのが悔しい・・・。
本当に絶景なんですよ。
お料理は一品一品、細部にまでこだわっておられるのが伝わる。
何もかも美味しい。
器にもこだわりが。
あっさりとした上品な味付け。
振り返ると日が沈んで何とも言えない美しい景色。
ここの揚げ物があっさりとしていて大好き。
魚にはイカスミがまぶしてありました。
ゆっくりとした時間が流れていきます。
閉店前に絶対にトイレにだけは行っておきたいと思い移動。
トイレは廊下のずーっと奥。
内装のすべてにこだわりが。
廊下の窓からも絶景が広がります。
トイレにまで風情があります。
17年も経ったとは思えないほど、内装は美しい。
清掃も行き届いています。
パウダールームも。
楽待庵の内装は全てホンモノを用いてあるからでしょうか。
経年劣化を感じない。
石も木も全て本物です。
料理だけでなく建物・内装の細部に至るまでこだわりが見られます。
すき焼きも「こってり」じゃなくて「あっさり」でとても上品な味。
肉がやわらかくて美味でした。
最後のご飯は「梅しらすご飯」。
おかわりをして今回は完食しました。
デザートはフルーツ。
イチゴが苦手な娘が美味しいと言って食べていました。
食べ終わる頃にはとっぷりと日も暮れて、夜景がキレイでした。
レジに向かう帰り道。
忘れないように自分の目と心に焼き付けておきたくて写真を撮りました。
レジの所から見える夜景も最高でした。
お祝い事はいつも楽待庵でしてきました。
昨年、娘の成人式があったけれど、私は東京出張で晴れ姿を見られなかったので、3月におじいちゃんの傘寿のお祝いと一緒にやろうって話していた矢先に新型コロナでした・・・。
院長が2月末に退院したので、快気祝いもやろうって言っていたのに流れてしまいました。
新しく入ったスタッフの歓迎会も、産休を取っているスタッフの出産のお祝い会も、何もかもできなくなってしまった2020年。
生活が、社会が、世界が大きく変わりましたね。
その中でも特に飲食業、宿泊業は大変だったと思います。
今でもまだまだ大変な状況が続いていることでしょう。
人と人がリアルで集まることもなくなり、会食なんてできる雰囲気もなく、本当は年に数回利用するはずだった楽待庵にも足を運べず、大好きだったお気に入りのお店を応援できず、客として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私たちが利用したくらいでは閉店は避けられなかったのかもしれません。
でも客としてお店を守れなかったことに、後悔の念でいっぱいになりました。
そしてお料理だけでなく、いつも心のこもった対応をしてくださったスタッフの方々にも御礼を申し上げます。
ありきたりの、マニュアルに沿った接遇ではなく、人間味のある、ぬくもりが感じられる接客が大好きでした。
記念写真も大切な思い出。
一緒にお祝い事を祝って喜んで頂き嬉しかった。
私たちの姿が見えなくなるまで、深々とお辞儀をされているスタッフの方々の気持ちを背中に感じながら、お店をあとにしたのでした。
コロナじゃなかったら、楽待庵は閉店してなかったと断言できるだけに、本当にコロナが憎いです。
いや、新型コロナというウイルスが悪いのではなく、このような状況を作り出したことがいけないのだと思うのですけどね。
コロナをきっかけに世の中がどんどん変わっていっています。
コロナが終わったあとには何が残るのでしょうか。
どんな世界が待っているのでしょうか。
日本という国は大丈夫なのでしょうか。
大げさですが、そんなことまで考えてしまいました。
さようなら、楽待庵。
今まで17年間、ありがとうございました。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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