医師会の会見に現場の医師から怒りの声?! | みのり先生の診察室

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患者さんのリクエストで1日1記事は主に新型コロナウイルス関連の医療ニュースをお届けしています。

 

今日は医師サイトではなくMUG2ニュースに掲載されていた医療ニュースを抜粋してシェアします。

 

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「医療崩壊の危機」を訴える都医師会の矛盾とは?現場の医師ら怒りの声
 

 

東京都医師会長の尾崎治夫氏が年末に発言した内容に賛否が巻き起こっています。

 

その発言に居たたまれなくなったという元大学病院副院長の友人らからメールが届いたと明かすのは、軍事アナリストで危機管理の専門家である小川和久さん。

 

小川さんは自ら主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』の中で、医療関係者が尾崎会長の発言に激怒したという理由を紹介するとともに、実際にコロナと戦うある勤務医から届いたという激烈な批判メールの一部を公開しています。

日本の医師は診療科目によって緊急事態にも手を汚さず、「楽をできる自由」を満喫している、その代表格が尾崎さんだというのです。

SNSでの尾崎さんのコメントには第一線でコロナと戦っている勤務医から、激烈な批判が寄せられ、コロナとの戦いの語られざる一面を見せつけられた思いです。

「(前略)あの時は、入院が必要なインフルエンザ肺炎の患者さんが行く所は残っているのだろうか?と本気で『医療崩壊』を危惧した。

 

所詮、A会員(開業医)中心の医師会のオジサンどもにはわからないだろう。(中略)

 

日本の病床数は世界一、ところがPCR陽性者も死亡者も欧米より2桁も少ない。

 

こんなんで『なんちゃって医療崩壊』するようなら、一度本当に医療崩壊しちまえ。

 

オジサンたちよ、医療崩壊とやらを国民のせいにばかりしてんじゃねえよ、根本から日本の医療制度を改めろよ。

 

ちなみに日本医師会長は脳外科開業医、どれだけコロナ感染の患者を診ているのか聞いてみたいものだ。

 

現場の最前線にいるのは、我々B会員(勤務医)だからね。

 

東京都医師会長も同罪、『モーニングショー』と並んで悪名高い『サンデーモーニング』にお呼ばれされた時点で、もう終わっている。

 

またこの2つの番組など、過剰に不安を煽りまくるマスゴミが最悪。

 

『なんちゃって医療崩壊』を現実のものとしようとしている原因は、コロナワイドショーじゃないのか。

 

ちなみに東京都医師会長は循環器内科開業医、12/27~1/3まで休診だそうだ。

 

日本医師会長のクリニックも12/30~1/3まで休診。

 

コロナにお休みはないんでしょう?

 

総合病院の医療がひっ迫しているのなら、開業医レベルの軽症の患者くらい、休まず診療したらどうなのですか。(後略)」

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お読みの方はA会員、B会員について分からない方も多いでしょう。

 

医師会というのは主に開業医が所属する組織です。

 

大きな私立の病院だけでなく、小さなクリニックをやっている医師はA会員となります。

 

そして病院やクリニックに勤めている医師(勤務医)はB会員となります。

 

医師会というのは医師になったら絶対に入らなければならない組織ではなく任意ですし、ほとんどの勤務医は入っていないでしょう。

 

開業するときには医師会に入るというのが当たり前だったようですが、高額な入会金を支払わないといけないため、最近は医師会に入会せずに開業する医師も増えてきています。

 

日本は自由開業制・自由標榜制ですが、開業するときに医師会に入ると、医師会から「そこの地域は内科が既にたくさんあるから診療科をだぶらないようにしてほしい」とか「すぐ近くに別のクリニックがあるから、もう少し離れた場所でクリニックを開設してほしい」などと注文をつけられたりすることもあるようです。

 

逆に何かあったときに守ってもらえたり、学校医などの検診の仕事をもらえたり、ワクチンなどを優先的に配布してもらえるなどメリットも結構あるわけです。(自由診療の当院には全くメリットはありませんが・・・)

 

しかし・・・入会金や年会費がべらぼうに高いのですよあせる

 

地域ごとの医師会によって金額は異なりますが、入会金は500〜700万円、年会費も約10万円くらいかかります。

 

これを払えず入会しない医師もいるでしょうし、これだけの金額を払った見返りが得られないと判断して入会せずに開業する医師もいます。

 

 

だから勤務医にとってはあまり関係のない、メリットもない組織なので入会する医師は多くないです。

 

医師会=開業医の組織

 

と概ね考えて頂いても間違いではないと思います。

 

 

そして今回の新型コロナです。

 

新型コロナ患者を受け入れているのはクリニックではなくある程度の規模の病院です。

 

しかも私立の病院ではなく公的病院が担っているようです。

 

医師会に所属していない現場でコロナ治療にあたっている医師から「自分ら、患者を診てもないくせに会見してそんなこと言うな」と言われても仕方ないでしょう。

 

実際、私の知り合いのドクターもこの記事に書かれているようなことを言ってました。

 

また開業医は受診抑制で暇にしている所も多いようです。

 

医師不足が叫ばれて久しいですが、実態は「勤務医不足」「開業医過剰」です。

 

開業医は余っています。

 

うちの近所ではコンビニの数よりもクリニックの数の方が圧倒的に多いですね。

 

実際、競合が多くて大変だという状況を嘆く医師も多く、患者さんを集めるのに苦労しているクリニックも少なくありません。

 

今回のコロナ禍で勤務医不足が明らかになったように私は思いました。

 

診療科の偏在も問題でしょう。

 

コロナによって水面下で見えなかった色々な問題点があぶり出されているように感じますね。

 

このような矛盾を根本的に解決するのは本当に難しいと思います。

 

 

今日も元の記事はコチラ下矢印

 

 

「医療崩壊の危機」を訴える都医師会の矛盾とは?現場の医師ら怒りの声
 

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