今日のブログは閉鎖した診療所のオフィシャルブログに掲載していた記事をリライトしてお届け致します。
大切な記録としてアメブロに残したいと思います。
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皮膚科医をしていた頃は美容のことをやりたいなぁと思っていた大阪肛門科診療所 肛門科女医で専門医・指導医の佐々木みのりです。
肛門科ってオッサンが行く所・・・って思っている人もいるようで
来られた患者さんが待合室が女性だらけなことに驚かれます。
しかも若くてキレイな女性が多いので、皆さん、ビックリされますね。
これ、冗談じゃなくて、本当にね、うちの診療所の女性患者さん、美人が多いんですよ
スタッフからもマジ顔で「先生、美人だと痔になるんですか?」と聞かれたことが何度もあります。
就職してスタッフが最初に驚くことの一つが女性患者さんの若さと美しさです
本当にかわいい人が多いから、美人が痔になると思っちゃったようです
便通と肌は密接にかかわっている
私が元皮膚科医という経歴を持つからでしょうか。
肛門科なのに、お肌の悩み相談を受けることが多いです。
アトピー性皮膚炎の方からの相談も多いのですが、一番多いのがニキビや肌荒れに関する相談です。
エステに通ったり、皮膚科を受診してニキビ治療のクリームやローションを使用していたり、ピーリングを受けたり、色々とやっておられるんですが、なかなか治らない頑固なニキビ。
特に口の周りや顎に出来ているケースが多いです。
当然、肛門にもトラブルがあるわけで、診察すると肛門の中が便まみれだったりするので「これだけウンチ溜めてたらニキビも治らないよ〜」と言うと患者さんもビックリ
だって人一倍、便通には気を付けて毎日出すようにしてるし、便秘だなんて思ったこともないですから。
そうです。
衝撃の便秘の診断です。
毎日便が出ていてもスッキリ出ずに中に残っていたら私たちは便秘ととらえます。
出残り便秘と呼んでいます。
この出残り便秘のせいで肛門にトラブルが発生していると考えています。
痔は排泄の結果なので、そこを直さずに手術を受けても、薬を使っても、本当の意味で根本治療になりません。
何度でも肛門のトラブルを繰り返します。
そしてトラブルは肛門だけに表れず、お肌の悩みにもつながります。
ニキビだけじゃありません。
肌のくすみ、乾燥、小じわなど、お肌のトラブルが出口の便秘によって引き起こされてるとしたら・・・
肛門にウンチ溜めてて美肌なし!ですよ〜
実際に2週間の便秘治療によって、
何をやっても治らなかったニキビが治った!
肌がキレイになった!
と喜ばれる女性患者さんが本当に多いんです
出口の便秘を直すと痔が良くなるだけじゃなく美肌効果という超嬉しいオマケまで付いてくることもしばしばあります
便が停滞しているのは「出口(肛門)」?それとも「おなか(腸)」?
私たち肛門科医が主に扱うのは出口(肛門)の便秘です。
肛門に便を溜めたから肛門が故障して痔になってるわけです。
いわゆる皆さんが「便秘」と認識しているのは「おなか(腸)」に便が停滞しているタイプの「お腹の便秘」のようですが、こちらは「腸活」で話題になったりして、色々と食事療法や運動などをされている患者さんが多いですね。
でもこの「腸活」、出口(肛門)には効きません。
これから作られる便には効きますが、既に出来上がって肛門付近に居る便とか、出しの残しの「出残り便」には効かないんです。
だから腸活を頑張ってるのに、毎日快便なのに痔になってるんです。
便が停滞しているのは、お腹(腸)なのか?出口(肛門)なのか?
どこに便が停滞しているかで治療や対処法が違ってきます。
出口(肛門)の便秘なのに一生懸命腸活をしたり、下剤を飲んだりしても便は残ったまま。。。
出口(肛門)での排泄に意識を向けて欲しいものです。
腸活も大切ですが「尻活」も大切なんです
間違った「腸活」で体調不良になっている人も
頑張ればある程度結果が出せる「おなか(腸)の便秘」ですが、間違った方向に頑張っちゃってる人も多いようです。
最近ではエステなどの美容サロンや整体院などで食事指導を含めた栄養療法をやっているところも多いようで、それがちゃんとした医学的な知識と理論を分かった上で実践されているのであればいいのですが、理解に苦しむ指導をされている所も多いです。
私の外来に来られる患者さんで、間違った栄養指導で激やせしてフラフラになっていたり、肉を食べてはいけないと指導され、タンパク質の不足から貧血になったり生理が全く来なくなってしまっている女性もおられました。
当然、体調は便通にも表れますから1週間以上便が出ないような便秘だったり、逆に下痢で脱水になっていたりと、健康になるために通ってるはずなのに、かえって病気になっている女性を時々見かけます。
「お腹(腸)の便秘」は医者にかかるとスグに下剤を出されることが多いのですが、便秘は生活の結果。
生活を改めずして薬を飲んでも根本的な解決になりません。
何をどのように食べるかということはとても大切。
分子栄養学の観点から栄養指導もしていますのでお気軽にご相談下さいね
中之島公園は都会の中のオアシス
川の向こうにビルが立ち並んでいますが
とても落ちついた場所です
診療所のセラピードッグ「ラブ」
今年は学会もリモートだから
たくさんドッグランに
出かけられると思ってたのに・・・
やっぱり忙しい
休みたーい、遊びたーい
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化粧品と発酵素するりの記事は
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