新型コロナとタバコについて | みのり先生の診察室

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新型コロナウイルス肺炎について、喫煙者が重症化しやすい・・・という情報を知っている人も多いと思いますが、医学的にどうなのでしょうか?

 

 

そこで今日は日本呼吸器学会が2020年4月20日に発表した「新型コロナウイルス感染症とタバコについて」をご紹介したいと思います。

 

 

全文はコチラ下矢印

 

 

新型コロナウイルス感染症とタバコについて

 

 

要点をまとめると

 

 

1.喫煙は新型コロナウイルス肺炎重症化の最大のリスクです

 

喫煙者は人工呼吸器が装着される、あるいは死亡する危険性が3倍以上。

 

それは年齢や基礎疾患と比べても重症化の最大のリスク。

 

 

 

2.三密「密閉」「密集」「密接」の喫煙室は濃厚接触の場です

 

喫煙室は三密の典型。

 

喫煙中はノーマスク。

 

実際に喫煙室での感染が疑われる事例もあり。

 

 

3.家に居ても家族・近隣の受動喫煙を増やさないでください

 

ベランダや台所の換気扇の下で喫煙しても受動喫煙は無くせない。

 

隣家への受動喫煙によるトラブルも発生。

 

家でタバコを吸ってはいけません。

 

受動喫煙を無くす唯一の方法はあなたが禁煙することです。

 

 

4.あなた自身と家族、同僚を守るため、この機会に禁煙を!

 

今こそ禁煙のチャンス。

 

禁煙治療はオンライン診療もあり。

 

 

 

 

肺はエアコンや空気清浄機のフィルターのようなもの。

 

 

エアコンのフィルターは洗ったり新品に取り替えたり出来ますが、肺は取り替えできません。

 

 

またダメージを受けると再生しません。

 

 

全面禁煙にした飲食店のオーナーが

 

 

「エアコンのフィルターがヤニでギトギト・ねばねばになって掃除が大変なんですわ。エアコンの寿命も短くなるし、ランニングコストがかかって大変やったけど、禁煙にしてから全く汚れないしエアコンも長持ちするし、いいことばっかりです。」

 

 

と言われていましたが、そのヤニが付いたフィルターや壁紙からはずっと化学物質が空中に放出されて人体に悪影響を及ぼすらしいですから、二重三重の被害ですねあせる

 

 

肺もエアコンのフィルターと同じようにヤニでギトギト・ねばねばになってしまうと伸び縮みしなくなり呼吸のボリュームも減ってしまいます。

 

 

肺に余力がないと肺炎になったときに重症化しやすい。

 

 

だからタバコは吸わないに越したことはないと言えます。

 

 

ま、タバコ吸ってる人は体に悪いと分かっていて吸ってますけどねあせる

 

 

そこは自己責任ということで・・・。

 

 

生涯使う大切なフィルター。

 

 

取り替えの効かないフィルター。

 

 

だから大切に使いましょうね。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

当然、飼い主が喫煙すると

犬も受動喫煙となります

犬にも悪いですショボーン

 

 

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