風邪やインフルエンザ予防に加湿器を付けることは有効なのか?
そして
新型コロナウイルス対策になるのか?
ということについて色々と調べてみました。
かつては湿度が高いほどインフルエンザウイルスの生存率は低下すると言われており、加湿器などを使って湿度を上げることが大切だと言われていました。
ところが、2018年、アメリカの研究によって、空気中を漂うインフルエンザウイルスの感染力は、湿度を上げても弱まらないという結果が報告され、衝撃を与えました。
でも実際には、幼稚園や高齢者施設などで加湿器を付けることによって感染者が7割近く減ったという報告も多数あり、やっぱり湿度が高い方が明らかに感染しないじゃないかという理論と現実が一致しないことに・・・。
どっちが正しいのか
正解は
どちらも正しいのです。
空中を漂うインフルエンザウイルスの感染力は湿度に依存しない。
だけど私たち人間の喉は乾燥すると線毛の動きが悪くなりウイルスが付着・侵入しやすくなります。
空気が乾燥していると喉がカサカサ・イガイガしたり痛くなったりした経験はありませんか
湿度が高い環境の方が喉はラクですよね
つまり湿度が高い方が私たち人間の喉の免疫力が保たれるから感染しにくいわけです。
カラッカラに乾燥した環境よりも、湿度が適度に高い環境の方が喉は痛くなりません。
要するに湿度を上げるということは、インフルエンザなどのウイルスの感染力を落とすためではなく、私たち人間の喉を守り免疫力を保つのに役立っていた・・・というワケですね
だから湿度は50%以上を保つようにしましょう。
ただし
加湿器の手入れは必ずこまめにしてくださいね
水を入れるタンクの中や加湿器本体にカビや細菌が繁殖していると、バイ菌入りの蒸気を空間にまき散らすことになり、これまた逆に病気を作ってしまうことになります
加湿器の水が無くなったら新たに水を足すときに、必ずタンクの中を手で水洗いしましょう。
触るとヌルヌルしていたら要注意ですよ
汚い加湿器を付けるくらいなら乾燥してる方がまだマシです
ちょっとした手間で防げるので毎日チェックしましょうね
ちなみに診療所で使っている加湿器は毎日手入れしています。
私も自宅で使っていますがタンクの水を入れ替えるとき、必ずタンクの中を手で触って確かめます。
ヌルヌルしていたらヌルヌルが取れるまで水洗いして、それから新しい水を足します。
タンクに入れる水は水道水にしましょう。
わざわざミネラルウォーターを入れないで下さいね。
かえってカビが発生しやすいです。
水道水の方が安全ですので気を付けて下さい。
というわけでして・・・
診療所の中は大容量加湿器でモクモクと蒸気を出して湿度を保つようにしています。
喉がだいぶラクになりますので是非試してみて下さい
診療所のセラピードッグ「ラブ」
左側がラブです
ガールフレンドのハリーちゃんと
ドッグランで思いっきり走ります
キレイな写真を撮ってくれたのは
ぱーるちゃんママ
いつもありがとうございます
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