痔は何日も便が出ないような便秘のひどい人がなる病気だと思っている人が多いようですが、私の外来に来られる患者さんのほとんどが毎日排便がある人です。
だから患者さん本人にも便秘の意識ゼロ。
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じゃあ、なんで痔になったのよ〜![]()
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って問いかけると、立ち止まって考えられます。
便秘とは「便を秘めること」。
どこにも「便が出ない」とは書いてませんよね![]()
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だから
毎日排便があっても
スッキリ出ずに
中に便が残っていれば
便秘と診断しています。
皆さんが考えているような一般的な便秘とは違うので、分けて考えるために「出残り便秘」と名前を付けて患者さんに説明しています。
出残り便秘についての解説はコチラ![]()
患者さんにすれば衝撃の便秘の診断です。
まさに青天の霹靂。
まさか自分が便秘だなんて夢にも思ってない人が本当に多いです。
そんな衝撃の声を![]()
(私が強調したい部分、解説を加える部分を太字や大文字にしました。)
この患者さんは他院で痔の手術を受けているのに、また痔になっていました。
手術をしても痔にならない肛門になるわけではないので、痔の原因となった便通を治さなければまた痔になってしまいます。
痔は何度でも繰り返されます。
特に切れ痔はそうです。
切れ痔(裂肛)の手術をして見張りイボや肛門ポリープを切除し完治しても、出始めの硬い便でまた肛門が切れて切れ痔(裂肛)を再発させてしまうことはよくあります。
繰り返し手術を受けたり
切れ痔(裂肛)を繰り返していると
炎症で肛門が狭くなってしまうことが多々あります。
手術で肛門を広げても、その便通を治さなければ、お尻はまた故障します。
故障する度に修理するという選択肢もあるでしょう。
でもそれを繰り返すと、修理しても使い勝手が悪いという状態になってしまいます。
だから修理しなくてもよい状態に保つことが大切。
その方法とケアを教えることを基本として肛門診療を行っています。
外来でもお話ししていますが、
スッキリ出れば
拭いた紙に便は付きません。
だから
スッキリ排便が出来ている人は
ウォシュレットが必要ないんです。
ということは
ウォシュレットを使っている人は
すっきり出し切れていない可能性が高い
とも言えます。
中に便が残った状態で
ウォシュレットを使っても
キレイになりませんよ![]()
それどころか
何度も洗ったり
長時間洗浄して
肛門が悲惨な状態になっている人をたくさん診ています。
だから
洗い過ぎ注意です![]()
洗わなくても良いような
スッキリ排便をしましょうね。
入口(口)だけでなく出口(肛門)のケアを忘れずに![]()
毎日歯磨きをするように
坐薬を使ってくださいね![]()
診療所のセラピードッグ「ラブ」![]()
走るの楽しい〜![]()
ラブは吠えないだけで
決しておとなしい犬ではありません![]()
すごく活発です![]()
待合室で患者さんとおっかけっこすることも
時々ありますよ![]()
是非、待合室ラン、
誘ってみて下さい![]()
クリックお願いします![]()

