肛門が狭いから手術が必要って言われたんです
ってセカンドオピニオンで受診された患者さんで、本当に肛門が狭かった人も少ないし、ましてや手術が必要だったケースはほぼ皆無です
ふつうに診察できるやん!
これ、手術して広げたら、しまりが無くなって便漏れるんとちゃう?
ということが日常茶飯事・・・。
それって誤診?
いえいえ。
ちがいます
肛門が狭いかどうかの判断は医師個人の主観によるところが大きいからです。
だってそうでしょう?
考えてみて下さい。
診察する医師の指の太さは同じではありません。
男の先生の指はぶっといですが、女医さんの指は細いです。
私と院長でもだいぶ違いますよ
だから男の先生が狭いと感じた肛門でも、私は楽々入るから狭さを感じない。
それにね
診察受ける時って患者さんは緊張してますよね?
むっちゃお尻に力がはいって、肛門を思いっきりしめてる人も多いです
しかも切れ痔(裂肛)があったりなんかすると、診察が痛いワケですよ。
痛いと体に力がはいりますよね?
そんな状態で診察すると誰だって肛門が狭くなってます
じゃあ、どうやって判断するのか?
それも医師によって違うかもしれない(前医の診断を聞いていてそう感じます・・・)
だから狭いって言われてもあきらめないで!
もしかして狭くないかもしれないし、排便のコントロールと軟膏治療で治るかもしれない。
手術は最終手段。
色々やってみて何をやってもダメだったら最後に考える。
保存的治療にチャレンジしてから手術に踏み切っても手遅れになりません。
だから安易に決めないで。
過剰診断・過剰手術になりがちな肛門狭窄症。
先日の学会で発表しなかったスライドをまとめ記事にしました。
是非読んで下さい↓↓
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
ガールフレンドの「ぱーるちゃん」とツーショット
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