手術を受ける病院を探す基準は「痛くない手術」を行っていることでした | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

6日間にわたって掲載した

分離結紮術を受けて

5泊6日入院された

男性患者さんの体験談。


これだけでも

十分すぎるのに、

また別に手書きの感想を

書いて下さってます。


今日はその感想です↓

blog964
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綺麗な字でビッシリ書いて下さいました


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入院手術の感想の前に

過去の話を少しだけ
(少しじゃないかも)


私は18歳の時に排便の度に

イボが飛び出すようになり、

28歳の時に

保険診療の肛門科専門医の先生に

内痔核3個の手術をしていただきました。


術後は激痛のため、

当日の夜は一睡も出来ず、

ベッドの手摺を握り続けて

痛みに耐える本当に辛い夜でした。



入院中は排便後の痛みの恐怖から

食事はほとんど食べれない状況で、

また入院中は寝ていることがほどんどでした。


退院してからも痛みのため、

仕事通勤は地獄のようでした。


今まで経験したことのない痛みを

乗り越えて3ヶ月後に

完治したのですが、

この体験が大きなトラウマになり、

もう二度と受けたくない手術となりました。


きっちり手術をしたので再発はしない

と言われていましたが、

3年前、

お尻に何か違和感が出て来て

本当にショックでした。


あんなに痛い思いをして

手術をしたのに再発するなんて。


それからは民間療法や鍼治療など

色々試しましたが、

症状は改善せず、

もう手術しかないと思い

病院を探し始めました。


手術を受ける病院を探す基準は「痛くない手術」を行っていることでした。

(まあ、そんな病院はある訳ないと思っていました)


近所の肛門科を受診したりして、

最後に大阪肛門科診療所に辿り着き

診察を受けました。


院長のとても丁寧な説明と

痛くない診察に感動し、

疑問や不安に思うこと全てに

答えていただき

手術をお願いすることになりました。



入院〜手術〜退院までの感想は裏面にあります。


入院は4月29日(祝)〜

仕事の休みが取りにくいので、

ゴールデンウィークに

入院手術を行ってもらえるのは

本当に有り難かったです。



手術は午後からだったので

昼食を食べて手術を待ちます。


食事はとても豪華で、

これから入院するの?

と思うようなおいしい内容でした。


食事が終わったら点滴をして

歩いて手術室へ。


手術室では音楽が流れていて、

院長をはじめ皆さんが、

とても明るい空気を

作ってくれていたのか、

手術前の不安や緊張が、

一気に無くなった感じでした。



局所麻酔は思ったほど痛みは無く、

浅い所で「チクチク」

深い所は「イテテ」

と感じる程度でした。


手術中は麻酔が効いているので

全く痛くありませんが、

局所麻酔なので

少し肛門を押されてるような

圧迫感がありました。



過去の手術のトラウマが

大きかった私にとって、

不安が少ない状態で

手術に臨めたのは本当に良かったです。

(術後、自分の部屋まで歩いて帰れたのはビックリです)


その日の夜は麻酔が切れた後も

痛み止めを飲んでいれば、

同じ日に手術を受けた方と

一緒に夕食を食べることが出来ました。



11年前の手術の後の痛みを考えると

本当に信じられません。


術後、最大の課題は最初の排便です。


最初は本当に怖かったのですが、

強い痛みはあるものの、

我慢できる程度で

何とか出すことが出来ました。


排便時とその後も痛みは

時間とともに少なくなっています。

(浣腸はとても楽に出せるので入院までにマスターしておくと良いです)


食事は栄養や便通のことを考えて

作られているので、

日々の食生活を

見直すきっかけになりました。


翌日からは外出して

大川沿いを歩いたりと、

本当に入院してるのか?

といった感じでした。


そして術後2日目の夕方には院内コンサート。


術後の痛みや不安、緊張が

一気に和らいでいく

「ほっと」できる

ステキな時間になりました。


※感動して人前で号泣したのは初めてでした。



術後4日目に午後からTREと

自力整体というエクササイズが

あったのですが、

私は特にTREの効果が絶大でした。


当日の夜はかなり深く眠れ、

翌朝の排便は初めて

浣腸無しで出すことが!!

(TREは今も毎日お風呂の前にやってます)


手術前は過去の激痛体験から、

入院中に外出や院内コンサート、

TREエクササイズなんて

絶対に無理って思ってました。


結果は一緒に入院してた方と

楽しく参加出来るくらいの痛みで

過ごすことができて

最高の入院生活となりました。


今は術後16日目、

痛みはほぼありません。


完治までは、

まだ時間がかかりますが、

普通に生活し、仕事もできてます。


院長、みのり先生、看護師、

スタッフの皆様、

毎日快適に過ごせるように

掃除していただいた

清掃スタッフのおばちゃん、

素敵な入院生活を

本当にありがとうございました。


完治するまで、

まだ少しかかりますが、

よろしくお願いします。




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今日、手術を受けられる患者さんたちは

ブログを読む余裕があるかな?汗


緊張がリラックスに

不安が安心に変わるよう

私たちもベストを尽くしますね!


私からのコメントは後日〜バイバイ


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