肛門が狭いので手術って言われたんですけど・・・
という相談をいただくことがあります。
肛門狭窄症に限らず
診察して見てみないと
診断は出来ません
医療は占いじゃないので
相談だけでは答えられません
肛門が狭いかどうか
ということについては
診断する医師の指の太さによっても
判断が違うでしょうし
診察の時の患者さんの緊張状態によっても随分変わってきます。
だって指の太い先生だと
肛門の穴も狭く感じるでしょう？
私の指は細いので
傷などが無ければ
診察は痛くないですし
楽々入ります。
逆に言うと
私の指が入りにくかったり
診察が死ぬほど痛い場合は
かなり肛門が狭いです。
また緊張すると肛門の穴は締まります。
緊張してギューッと肛門を締め上げている患者さんもいますから
診察の時には
出来るだけリラックスしてもらって
力を抜いてもらったり
深呼吸してもらったりして
オシリの穴をゆるめる工夫をしています。
それでも診察の時には
ある程度、力が入りますから
狭く感じやすいです。
狭いな・・・
と思った患者さんでも
麻酔をかけると
全然狭くなかったりすることも
多々あります。
だから本当に狭いかどうかは
麻酔をかけてみないと分かりません。
うちの診療所は自由診療なので
セカンドオピニオンの患者さんが多いです。
他の肛門科で狭いと言われて
手術をすすめられている人も
たくさん来られていますが
本当に狭かった人は
ほとんどいません
それくらい
手術が必要なケースは少ないですし
手術しなければならないほど
肛門が狭くなってる人も少ないです。
だから
一つの施設で手術と言われても
その場でスグに手術を決めるのではなく
他の肛門科も
いくつか受診されたらいいと思います。
それにね
肛門が狭くても
あなたが便を出すのに困ってなかったら
別にそのままでもいいんですよ
ちゃんと
肛門に見合った便が出ていれば
不便は感じないはずです。
逆に不便を感じるようになったら
治療を考えてもいいんです。
狭いから何でもかんでも手術！
って言うわけじゃありませんから
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬のようちえんがお盆休みで
水・土もラブが出勤していました
まさか会えるとは思ってなかった！
と患者さんが大喜びしてました
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水・土もラブが出勤していました
まさか会えるとは思ってなかった！
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