まさに夏本番です。
そしてビール

ビアガーデンがあちこちでオープンしてますが、ビアガーデンがオープンすると増える痔があるんです

何か分かります?
血栓性外痔核と肛門周囲膿瘍です。
この2つの疾患は
飲酒と関係が深く
飲んだらオシリが急に腫れて・・・

と患者さんが駆け込んでこられることもあります。
血栓性外痔核は以前のブログにも書きました。
「血栓性外痔核」の詳しい解説はコチラ↓
「消えてなくなる痔」
「オシリの風邪?!」
「押し込んではいけない痔?!」
「オシリの血豆はなぜ出来る?!」
「『痔=手術』じゃない!」
「見なきゃ・診なきゃ分からない」
何度も言っていますが
これ、切らなくてもいいんですよ。
切らなくても治りますよ。
なのに手術をしてる人が多いことに驚きです。
しかも「脱肛」と間違えられていることも多く
肛門疾患の診断の難しさを感じますね。
やはり専門の先生にちゃんと診てもらった方がいいと思いますね。
そして「肛門周囲膿瘍」です。
分かりやすく言うと「膿が溜まる」病気です。
痔瘻の前段階とも言われていますし
実際に膿瘍期を経て痔瘻に移行することが多いです。
以前のブログにも書きましたが
アルコールは痔に悪いです。
アルコールで下痢をする人もいますし
下痢は化膿の原因となります。
それだけじゃないです。
アルコールは免疫力を低下させます。
下痢をしたからって
誰でもみんな化膿するわけじゃありませんよね?
そこは個人の免疫力が大きく関係してくるわけです。
だけどアルコールは免疫力を低下させますから
化膿しやすい状況を作っている
とも言えます。
ついでに
アルコールは腰痛とも関係が深いですよ

なぜか「痔もち」の人って「腰痛もち」が多いです。
だから気を付けて下さいね~
ビールがおいしいのは分かりますが
ほどほどにしましょう。
量ではなく回数が大切ですよ~
一度アルコールを摂取したら
3日飲まない日を作りましょうね。
でなければリセットされませんから

だから痔の人には
週に1回くらいにした方がいいですよ
とアドバイスしています。
ちなみに
ビールが悪いわけじゃなくて
アルコールの種類を問わず
オシリや腰に負担がかかりますからね!
ワインだからいいだろう
とか
チューハイは大丈夫
などと言うことはありませんので

念のため

診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬はアルコールはダメです
結構、犬もアルコール好きらしいですが
決して与えてはいけません

犬はアルコールはダメです

結構、犬もアルコール好きらしいですが
決して与えてはいけません