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肛門の尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマって何科に行けばいいの?
性行為を介さない尖圭コンジローマ
肛門性交(アナルセックス)による肛門尖圭コンジローマ
肛門は性器ではない
肛門尖圭コンジローマの治療
そのせいでしょうか^_^;
最近、コンジローマの患者さんが増えてます。
特に最近は温水便座で洗いすぎてコンジローマになってるのでは?・・・というケースが多くなっています。
洗いすぎると皮膚の免疫が低下しますからね。
なんでもない菌やウイルスでも感染しやすい状態を作ってしまってます。
だから洗いすぎないことは大切。
また肛門に出来る尖圭コンジローマって気付きにくいからでしょうか。
随分ひどくなってから受診されるケースも多いです。
仕方ないですよね。
だって普段、肛門の穴の周りなんて見ませんから^_^;
触ることもほとんどないし、異物感や違和感が出てきてから気付くケースが多いです。
あと「かゆみ」や「ベタベタ感」で気付く方もいますね。
何か症状があれば発見しやすいですが、無症状のことが多いです。
そして
ずっと通院して治療してるのに治らない(T_T)
と悲嘆に暮れて来院される患者さんも結構多いんです(;。;)
何年も皮膚科や婦人科で治療されている患者さんも来られています。
大部分は軟膏治療や液体窒素による治療をされている方が多いですが、
レーザーで何度も焼いてもらっているけど、何度焼いてもまた出てくる・・・
というケースもあります。
この場合、肛門の外側だけ治療して、肛門の中は治療してもらってないケースが多いです。
肛門尖圭コンジローマの場合、肛門周囲の皮膚だけにとどまらず、肛門の中にまで出来ていることが多いです。
だから外側だけ治療してもダメなんです。
ちゃんと中もしっかり見て、出来ているなら中も治療しないと治りません。
治療方法は施設や医師によって様々です。
私は手術治療をしています。
手術って言っても大げさなものじゃなくて、麻酔をしてハサミで切除してレーザーなどで焼灼するという単純な方法です。
皮膚科での経験もふまえ、これが一番、確実だと思っています。
そして根気よく治療すれば完治します。
治らない病気ではありません。
その根気が医者にも患者さんにも必要です。
とにかく新たに皮疹(ひしん)が出てくる度に「しらみつぶし」に切除して焼くんです。
どれだけしつこく観察してつぶせるか
にかかっていると思います。
ひとつでも小さなコンジローマを見逃さない執念が大切なんです^_^;
一度焼いただけでは治らないことが多いです。
だって、その時はまだ一見正常に見える皮膚の下にウイルスが潜んでいるかもしれないから。
そして潜伏期間をへて出てくるんです。
出てくる度にひたすら何度でも切除して焼きます。
それを根気よく続けるだけなんです。
治療だけではありません。
生活習慣を治すことも必要です。
とにかく洗うのをやめてもらいます。
それだけで尖圭コンジローマが良くなった患者さんもいます。
それくらい洗うのは良くないです(-_-;)
また治療期間中は性行為禁止です!
これを守ってもらわなければ感染者との性行為を繰り返していたら一生、治りません(-_-;)
また自分が人にうつしてしまう可能性だってあります。
だから原則、性行為は禁止です!
そうやってちゃんと治療すれば3ヶ月~半年くらいで治ります。
でも、ウイルスの潜伏期間が最長6ヶ月あるため、完治したあと必ず半年後にチェックします。
それで何も出てなかったら終了です(^_^)v
というわけで医者にも患者さんにも
根気・時間・手間
この3つが必要なんです。
途中であきらめないことです。
ちゃんと治療したら治ります。
だから不治の病だとあきらめないでちゃんと治療に取り組んで下さいね!
診療所のセラピードッグ「ラブ」
コンジローマは「ヒトパピローマウイルス」が原因
だから犬にはうつりません^_^;
コンジローマは「ヒトパピローマウイルス」が原因
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