そう言われてセカンドオピニオンで受診される患者さんが多いです。
でも、診察したら・・・
全然狭くない!!
っていう人もいるし、
確かにちょっと狭いよな・・・
っていう人もいます。
そもそも狭いかどうかって誰が決めるの?
その判断基準は?
実はこれって非常に曖昧なんです^_^;
だって診察するドクターの指の太さだって違うでしょう?
それに緊張したり「痛い!」って思うと患者さんはオシリの穴をしめます(-_-;)
そうすると「狭い」と感じてしまうわけです。
だから私はいつも診察の時にはリラックス出来るように声かけをして、
力が入っている患者さんには深呼吸をしたりして力を抜いてもらうようにしています。
そうすると・・・
さっきと全然ちがう!
っていうこともしばしば^_^;
だから人によって狭く感じたりすることもあるわけです。
本当の肛門の広さは麻酔をかけて筋肉の緊張をとらないと分かりません。
手術の時に初めて「狭いな・・・」と感じることもしばしばあります。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬のようちえんで「ハウス待て」の練習中♥
これ、苦手なんですよね^_^;
犬のようちえんで「ハウス待て」の練習中♥
これ、苦手なんですよね^_^;
でもね。
狭いからどうなの?
何かそれで困ってますか?
患者さんに必ず訊きます。
そうすると
いえ・・・別に。
ちゃんと便も出てますし、切れたり血が出たりもしてません。
って言う人が結構います。
ご本人は何も困ってないんです。
確かに便はちょっと細めかもしれないけど、ちゃんと出せてるし、切れたりしないし、何の不便も感じてないんです。
なのに診断は「肛門狭窄症」
手術が必要・・・
手術して肛門を広げなければならない・・・
って言われてる人が多いです。
ちょっと待って!
患者さんが何も困ってないのにオシリの穴を広げてどうするの?
って思います。
以前、症状が全くないのに「肛門狭窄症」と診断されて、手術を受けて後悔しておられる人が来られたことがあります。
オシリがゆるい感じがする・・・
オナラが我慢できなくなった・・・
以前のように便の我慢が効かなくなった・・・
と悩んでおられました(;。;)
だから何でもかんでも広げればいいってもんじゃないんです。
たとえ人より狭くても
あなたが不便を感じていなければ
わざわざ手術をしてまで広げる必要はないと思いますよ。
背が高い人と低い人がいるように
オシリの穴が大きい人と小さい人がいて普通です。
体格によってオシリの穴の大きさが違って当然ですから(*^_^*)
あなたは肛門が狭いって言われていませんか?
手術をすすめられていませんか?
本当に狭いのでしょうか?
排便に不便を感じていますか?
もし困ってることが何もないなら
手術を受けなくてもいいんですよ(*^_^*)