この痔、棺桶まで持って行きます | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

うちの診療所では、手術をせずにうまく痔と付き合っている患者さんがたくさんいます。

手術するほどひどくないオシリの人もいれば、

手術しなければならない状態だけど、便通を直して調子が良くなった人もいます。

いつまで手術せずに痔と付き合えるか?

いつ悪化するのか?


それは分かりません^_^;

10年たっても調子いい人もいますし、すぐに悪化してしまう人もいます。

また、ある日突然悪化する人もいますし、徐々に悪くなっていく人もいます。

本当に様々です。

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診療所のセラピードッグ「ラブ」
室内犬の寿命は約15年
犬の一生は人間に比べたら短いです
最近は人間と同じで犬も長生きになってます
介護が必要な犬も多くなってきています




そして、シニア世代になると「死ぬまでこのまま行けるかな・・・」と期待する人が多いです^_^;

「この痔、棺桶まで持って行きます」

と言われる患者さんも多いです^_^;

はい。

持って行ってもらって全然OKです(^_^)v

持って行ければいいんです。

でも持って行けなくなった時にはどうしましょう・・・

手術するしかないんですね。

その時の年齢が90歳とか100歳だったら・・・

うーん(-_-;)

ちょっと手術したくないなあ・・・(-_-;)

手術出来ないなあ・・・(-_-;)

ってなることもあるんですよね^_^;

何歳になってもお元気であればいいんです。

病気もなく、足腰も丈夫で、ピンピンしてて体力もあればいいんです。

自分で通院もできて、ちゃんと排泄も出来るのであればいいんです。

でも、歳を取るにつれて色々なことが出来なくなっていきますよね・・・

普通は・・・。

それに、痔以外の病気で手術をお断りしなくてはいけないことだってあるんです。

重篤な心臓疾患があったり、脳出血や脳梗塞などの疾患があったり、

血液をサラサラにする薬をずっと毎日飲まないといけない状況だったり、

理由は色々ありますが、他の病気のせいで手術が出来ないこともあります。

だから棺桶まで持って行けなくなっちゃうことも考えて

お元気なうちに手術受けて下さいね!

ってアドバイスします。

もちろん、人によりますよ。

軽い痔の人なら一生痔を持っていられるケースも多いでしょう。

でも、手術が必要なくらい立派な痔を持っている場合は、いつまで持っていられるか、正直分かりません^_^;

だからよーく考えて下さいね!


あなたは棺桶まで痔を持って行こうと思っていませんか?

その痔、本当に棺桶まで持って行けますか?

もし手術を考えるのであればお元気なうちに考えて下さいね!