SNSへの問い合わせをしてから数日
誰も里親として名乗りを上げることはありませんでした
もともと岡山の山中にいた野犬の中型犬。
推定年齢10歳以上と高齢。
犬の感染症のひとつであり、心疾患の原因となるフィラリア感染症反応強陽性
条件は決して良くない。
保護犬は、「若い」「小型犬」「人懐っこい」 そんな仔からもらわれていきます。
ノエルのような高齢犬で、しかも中型犬で病気もあるような犬は、貰い手がつかず、このまま殺処分を迎えようとしていました
「殺処分になるくらいなら、私が連れて帰ります」
命を救いたい
「命」について、あんなに真剣に助けたいっていう気持ちになったことは、その時初めてだったかもしれません。
私は、ノエルが収容されていた岡山にある動物愛護センターまで、京都から車を飛ばして迎えに行くことにしました。
初めて会った日のノエル。
穏やかで大人しい高齢犬で、吠えることもほとんどなかったのに、初めて会って一緒に家に帰る車の中では大興奮して吠え続けて、リードを噛みちぎっていました。
この先どうなるかちょっとだけ不安だった日。笑
つづく