これまで、ロコモの判定ツールであるロコモ度テスト、さらにはロコモの該当者数が非常に多いことなどを書いてきましたが、ではロコモを予防するにはどうすればよいのでしょうか?

 

ロコモの良い点は、ロコモの判定ツールが確立されているだけでなく、その予防法、対処法も用意されていることです。いくら、ロコモですよといわれても、対処法がなければ、意味がないですからね。

 

その対処法が、ロコトレです。

 

ロコトレの一つとして片足立ちがあります。文字通り、片足で立っているという運動です。

我々の調査でも、片足立ちで何秒立てるかというテストをやってるのですが、年齢とともに如実に立てる時間は短くなってきます。

 

 

皆様もやってみてください。

やってみると意外と大変です。

 

ロコトレとしては、左右1分ずつ、1日3回やるのが推奨されていますが、

人によって体力は違いますので、ご自分のペースでやればよいと思います。

 

片足立ちをやるときは、必ず何かつかまれるもの(テーブルなど)のそばで、やったほうが良いです。万一、転んだらいけませんので。

 

もう一つが、スクワットです。これもやり方にコツがあります。

椅子に座るようなイメージでやるのが大事です。

膝が前に出てしまうと、膝を傷めることなりかねませんので、注意が必要です。

あまり、速くやると効果が薄いです。ゆっくりとやるほうが良いですね。

あとは、転んだりしないように、後ろに椅子を用意しておくとよいです

 

詳しくは、ロコモチャレンジのHPをご覧ください。

 

次回も運動について書こうと思います。

 

 

 

先日、骨粗鬆症学会にて、横浜労災病院時代に一緒に働いていた後輩に声をかけられました。一緒に働いていたのは、15年ほど前です。僕もまだ医者になって5年、彼は3年目くらいだったかと思います。

 

骨粗鬆症学会の認定医の推薦書にサインがほしいということで、声をかけてくれたのですが、

今や国立某大学の整形外科の講師になり、スポーツ医として、全日本チームのチームドクターなどもやっているそうです。大活躍でうれしくなりました。

 

うちの教室にいる後輩たちも、最近論文をどんどん出してくれたり、研究助成金をとってきたり、

奨励賞をとったりと、大活躍です。

 

自分も頑張らねば、と思います。

 

 

本日もロコモティブシンドローム(ロコモ)について書きます。

 

ロコモ度テストには、立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3つのツールがあり、

それぞれにロコモの判定基準(臨床判断値)があるとお書きしました。

 

ロコモ度テストでは、これらの3つのツールを用いて、ロコモを判定するわけですが、

いずれか一つでもロコモに該当すれば、ロコモとの判定となります。

 

例えば、立ち上がりテストにてロコモ度1、2ステップテストにてロコモ度2、ロコモ25にてロコモに該当しない場合、ロコモ度2と判定されます。

 

極端な話、立ち上がりテスト、2ステップテストともロコモに該当せず、ロコモ25にてロコモ度2の場合も、ロコモ度2と判定されます(あまりそのような人はいませんが・・・)。

 

我々の調査では、ロコモ度テストを用いてロコモを判定した場合、

ロコモの該当者数は、なんと4590万人、ロコモ度2(移動能力の低下が進行している)にかぎっても、1380万人のいらっしゃることがわかりました。

 

ちなみに、年代別の該当者数は以下の通り。

 

80歳以上になると、ほぼ全員がロコモですね・・・

 

 

 

 

次回は、ロコモの予防について書こうと思います。