股関節研究セミナーにて、大阪です。以前に、研究助成金をいただいたので、その成果発表です。

なんだか、そのうちYoutubeでアップするそうです・・・

 

股関節研究振興財団のYoutubeのぺーじはこちら

骨粗鬆症の診断をするには、骨密度測定が必要なのですが、骨密度を測定しただけでは、現在の骨の状態はわかりますが、今後、骨粗鬆症がどんどん進むのかどうかはわかりません。

 

それを予測できるのが、血液検査、尿検査です。

 

 

骨代謝マーカーというのがありまして、それを測定します。

 

骨にも新陳代謝がありまして、古い骨は吸収され(骨吸収)、そこに新しい骨が作られる(骨形成)ことで、常に骨をいい状態に保ってます。このバランスが崩れると、骨粗鬆症になります。

 

ですので、骨代謝マーカーには、骨形成マーカー骨吸収マーカーの2種類あります。

 

骨形成マーカーとは、現在骨がどれくらい作られているかを調べるものです。具体的には、骨型アルカリフォスファターゼ(骨型ALP)などがあります。

 

一方、骨吸収マーカーは、現在骨がどれくらい吸収されているかを調べるものです。具体的には、NTX、TRACP5bなどがあります。

 

例えば、骨吸収マーカーが高いと、骨がどんどん吸収されているので、骨粗鬆症が今後進行していることが推測されます。

 

これらのマーカーは治療判定にも使われますが、その話は次回に。

 

 

 

腰椎、大腿骨頸部骨密度の測定が骨粗鬆症の診断には一番良いのですが、

前にも書いた通り、簡便とはいいがたい検査です。

 

そこで、以前よりより簡便に測定できないかということで、超音波での

骨密度測定器が開発されてます。

 

 

こちらも、比較的小型ですし、体育館などでも測定が可能なので、

検診や健康祭りなどでよく使われていると思います。

 

これは、足(かかとの骨)の骨密度を測定します。

 

簡便でよいのですが、やはり精度にはかけると思われます。

 

ですので、使い方としては、簡便なのでスクリーニングとして使って、

骨粗鬆症の恐れがあれば、精密に腰椎、大腿骨頸部骨密度を

測定して骨粗鬆症を診断するのが良いのかなと思います。

 

あとは手のレントゲンで骨密度を評価する方法もあります。骨粗鬆症検診などで

使われていると思います。これも、やはり精度が高いとは言えないので、

スクリーニングでの使い方が望まれます。

 

先日お書きした小型の機器が普及して、町のクリニックでも

腰椎や大腿骨頸部骨密度が手軽に測れるようになると

良いのですが・・・

 

次回は、骨粗鬆症の血液、尿検査について書こうと思います。