今日は、私たちの心の奥底に偉大な自由を持っているということを患者さんから改めて教えてもらったため、自由の大いなる決断について感動したことをみなさんと分かち合いたいと感じ、お話したいと思います。



その患者さんを、仮にSさんと呼びましょう。


49歳のスペイン人で、彼女の仕事はcolon cleansing (腸内洗浄)です。
10年前に左の胸にガンが見つかり、ステージ3ということで、大変な人生の曲がり角にぶつかったとのことでした。

仕事関係の方から、たくさんの人に、即手術して左胸の全摘、化学療法、及び放射線療法を強烈に勧められました。
その後は、トモクシンという再発予防のお薬をも取るようにとのことでした。

彼女は、苦しみ抜き、毎日がまるで悩みの地獄のようだったようです。
食欲はなくなり、全身汗だらけになり、手がふるえ、下痢や便秘を繰り返し、夜は熟睡できず、うとうとした眠りしかできず、疲労困憊などの状態が続いたそうです。

それで毎日教会に行き、神に祈り、尋ね、牧師さんにも懺悔をし、心のよりどころを満たそうと、必死な毎日の繰り返しだったそうです。

たまたま彼女の患者さんの1人から、ひょんなことで私の話が出て、腸洗浄のあとに、お茶を飲みながら、私がどういうことをガン患者さんにアドバイスをしているかということを、お話してしてくださったようです。

ところが、精神混乱状態だった彼女は、何十というガン治癒方法を左耳から聞いて、右耳に流していたようですが、1つだけ胸にぴーんとしたことがあったので、それを実行することを決めた様です。

それは”自由な旅行”でした。
彼女は仕事を3週間キャンセルし、生まれたばかりのお嬢さんを連れて、スペインのふるさとにバケーションを取ることにしました。

そして、海で泳いだり、子どもさんと無邪気に遊んだり、親類の人に愛されたり、ともかくすっかり悩んでいたことなど忘れたようでした。

子どもさんが眠ったあと、夜の海に出て、言うに言われぬ安堵と平和な気持ちが湧いてきて、せっかく神様が私という人間に命をくださったのだから、人それぞれ意見はあるけれど、私の意見はどうなのかしらと、波が作るミュージックに合わせて、心で考えていたそうです。

そしてそれは、”自由”という偉大な力でした。
どなたも、自由を妨げる事はできない、これは私のみが、私のために、また私を愛してくれる人のために与えられた権利なんだと、彼女は目に美しい涙を浮かべながら、私に語ってくれました。

私も思わず涙がこぼれでて、こんな美しい時を持たせて頂いてありがとうと、シエアしてくれてありがとうと感じました。

ですので、これをみなさんにお伝えしています。


旅行から帰った彼女は全く別人で、目はキラキラで、歩くのはリズミカルで、言葉に艶があり、女性としての香りがぷんぷんしていたとのことでした。

彼女のしたことは、頭から尾っぽまで食べられる小魚を食べ、お肉を一切食べなかったそうです。そしてありとあらゆる青野菜をジューサーに入れて飲んでいたそうです。

さらに、好きだったワインやスタイルとしてのタバコもやめ、仕事も半分カットし、その分を娘と過ごし、近くの公園に行って、池を見たり、リスたちの生活を眺めていたそうです。

いつもなら時間に追われてついついトイレなどを怠っていたそうですが、これは何よりも大事ということで、便が完全にできるまで、おトイレに住んでいたそうです。

そして出ると、サンキュウと言っていたそうです。
私はそのとき、なーんだ、彼女は私のアドバイスを実行していたわけですよね。

それを聞いたとき、私はとても嬉しくて、これからも楽しく続けなさいとアドバイスしました。

今日は、針治療と心通力(霊気と気功にとても似ています)の治療をしたところ、まるで30歳くらいのピチピチな女性になっていました。

当然、彼女のガンはとっくに無くなっていたわけです。

私たちはとかく、数々の人々からの知識、経験、アドバイスは参考にしがちです。

しかし、あなたのもっとも大切な命の選択は、どなたも強要できないはずです。
例えそれが親であろうと、兄弟であろうと、子どもたちであろうと、医師や医療関係者ならびに知識人であろうとも、その大いなる権利、自由の決断はどなたも触り得ない大切なことです。

私たち人間は何らかの形で、仕事や経験などのしがらみに縛られたり、または従わないと仕事を続けられなくなったりいじめられたり、特別扱いされたりで、とても不安なことがありますよね。

でもあなたが、自由という権利を失い決断を間違ってしまったならば、世間からの利益よりももっと大いなる利益を失うことになるのではないでしょうか。

人間は、必ず自分で治る様にできています。

長年にわたる環境毒や、食毒、精神から来る体毒、それから人々からコントロールされたストレスなどにより、治癒能力が下がり、せっかく身体が与えてくれた警告の症状さえも大切にしなければ病気という大問題にぶつかると思います。

ガンなどの病気は車輪がパンクしただけです。そんなに大きな問題ではないはずです。

そのまま真のケアをせずに、表面だけの解決に走る事なく、静かに有意義に、できれば楽しく日々を過ごすことにより、あなたの身体は自由に、あなたの身体の治す方法を伝えてくれるはずです。

自由、そして自由な決断は大いなる母の愛であり、そして自然が与えてくれた、天が与えてくれた愛の”完成”です。