今日は、私たちは人間として不完全であること、また不完成であることを認め、感謝し、平静に行動し、今と明日に生きていくことが大切であるということをお話したいと思います。


たまたま今日は、同じ状況の患者さんが二人お見えになりました。

二人とも2年前にはじめてお見えになり、1人はスペイン人の男性で56歳、前立腺がんでステージ3でした。

本人は大した症状は感じられませんが、ドクターから抗がん剤と放射線治療と手術をアドバイスされて、保険で払ったとしても、残りの支払いがとても大きいため、自然療法を求めて私のところに来ました。

もう1人の方は、アメリカ人の女性で40歳、子宮がんでステージ2でした。

同じく、彼女も抗がん剤、放射線治療と手術をかなり強要されたようです。
彼女は画家で保険もないために、他の方法はないかと友人に訪ね回り、乳がんだった友達が治った話を聞いて、私のところにお見えになりました。


その時は二人とも私の所見では、その場所に充血状態が起こっていて、その細胞ががんと同じような変形をしていたために、がんと診断されていたようです。

私の細胞からの電磁波による情報によると、がん模様ではあるけれども、恒常性で治せるような状態で、ガンと考えるよりも、充血や炎症として考えた方がいいという情報を得ました。

そこで私はいつもの、お肉、バター、チーズ、甘いもの、揚げ物をやめて、日々の食事をいつもの3分の1にして頂き、週一回の水と青汁の断食をすすめ、12日間の40種類の生薬を配合した漢方と、恒常性を改善し向上させる漢方の根だけで作った濃縮ジュースを飲んで頂きました。

これらを1ヶ月以上続けて頂きましたが、その後2年間は連絡がありませんでした。


今日、2年ぶりに来た彼の話によると、その後の医師の検査によって、ガンはなくなっていたようです。

そして1年前に前立腺がまた腫れてしまったので、医師の強いすすめにより、手術で前立腺を取り去って、そして取った後の前立腺の細胞を調べたところ、ガンは見つからなかったそうです。

信じられない事に、そのとき医師はただ"sorry"と言ったようです。
つまり2年前に、すでに治っていたということです。

彼はその感謝の報告と、性機能が手術により90%なくなったので、それを回復するために今日来たようです。


もう1人の女性は、その後ケンタッキーに引っ越しをしていたそうです。
同じく1年程前にいつもより出血が多くて痛みがあったので、医師のところにいったところ、いろいろ悩むよりは手術して取ったほうがいいということで、子宮を全摘出しました。

その後細胞をしらべたところ、やはりガンではなかったそうです。

彼女も同じく、2年前の感謝の報告と、卵巣などへの再発を予防する為に、私のところに来ました。


この2つの話から分かる事は、私たちの体が持っている治癒能力が完全でないために、充血や感染で細胞が変化したものと、実際のガンのために細胞が変化したものの違いを、体が完全に示すことは難しいのだと思います。

私が電磁波で診断すると、その違いははっきり分かります。

ただ医者は、細胞の変形や質、抗体などによってガンと判断するために、相当のガンがガン模様であり、自分の自然治癒能力により、放っておけば治っていく状態です。

ですから、完全でないこと、不完成でないことは、思いもよらぬ可能性を作り得ることとも言えるでしょう。

私はつねに、不完全であり未完成であることを誇りに思い、1つの解答ではなくて、無限の快い方法が常に浮かんでくるし、そのために常に肯定的でいられます。

そしてさらにそのことに感謝することによって、宇宙と自然と人々と限りない繋がりを得られますし、快くその幸せを分かち合う事ができると思います。


私たちは、血を作りますが、メジャーで測って作っていません。
作りすぎたら、便や尿で排出していますよね。耳も目も手も足も全く同じではありませんよね。

都合の悪い事は忘れやすいし、いい思い出は決して忘れません。

腸には何百種類の百兆以上のウイルスや細菌が住んでなければならないし、いいのも悪いのもいるはずです。

ですから「不完全」という「完全」、「未完成」という「完成」が私たちのような気がします。

例え全く他に方法がないと言われても、例えそれを自分で思っても、私たちは「完全でない」と思って、そのことから2、3歩下がってお茶でも飲んで空や鳥や雲や花を見て、愉快な友だちと話して、気持ちを安らかにすればゆたかな感性が膨らみ、真の意味での解決策が生まれます。