商業地の賃料1 | 株式会社リデベ(再開発)の社長(こと相澤巧)のブログ

株式会社リデベ(再開発)の社長(こと相澤巧)のブログ

住宅産業・不動産業界・建設業界の情報や裏話を綴ってます。立退きや地上げの話から戸建住宅のクレームや賃貸契約の話を書いてます。

昨日はオフィスの空室率について書きましたが、今日は商業地の賃料下落のニュースがありましたのでそちらを紹介します。


【店舗賃料/表参道】出店需要の減退続く、テナント募集件数は前年同期の3倍近くに


表参道という場所は、東京の銀座、新宿、渋谷に次ぐ、商業地なんですが、つい20年ほど前までは、今ほどの商業地ではありませんでした。また、実際には表参道という住所はありません。


もっとも表参道・・渋谷・原宿は一くくりで見ることが多いのですが、今回言う場所は


表参道駅を中心とする、青山通りの南青山三丁目の交差点~南青山五丁目の交差点(約600m)

同じく、都道413号線の神宮前の交差点~表参道の交差点(通称:表参道通り・約600m)、都道413号線の表参道の交差点~南青山四丁目の交差点(通称:みゆき通り)

付近のことを、表参道エリアと言います。

渋谷区と港区にまたがった場所です。


わかりにくいので、地図のリンクを貼って置きます。


表参道駅を中心としたGoogleMap


このエリアは不動産プチバブルと言われた平成15年ぐらいから平成19年ぐらいに掛けて、地価が一気に上がった場所です。


では、どの程度上がったかを公示地価で見てみると、


港区南青山3-3-5

(単位:円/坪)

平成14年 1537万

平成15年 1553万

平成16年 1580万

平成17年 1619万

平成18年 2082万

平成19年 2975万

平成20年 3537万

平成21年 3074万


渋谷区神宮前5-5-2(表参道ヒルズの向い)

(単位:円/坪)

平成14年 1388万

平成15年 1520万

平成16年 1669万

平成17年 1811万

平成18年 2363万

平成19年 3371万

平成20年 4727万

平成21年 4461万


※公示地価は、データを基に割り出しますので1年遅れの価格になります。


港区南青山3-3-5は最初に書いた表参道エリアの中ではギリギリの場所です。下の渋谷区神宮前5-5-2は表参

道駅まで100mもない場所です。


見てもらえれば解るように平成14年ぐらいから、じりじり上がって行き、平成16年~平成20年で一気に2倍~3倍になります。


私も、この頃、デベロッパーとして、この辺りで商業施設を開発しまくっていました。平成15年頃はほぼ公示地価かそれより、やや安い価格で買えました。

しかし、平成18年の表参道ヒルズがオープンする頃になると、


「7000万/坪か~・・・ちょっと高いですかね?汗


「公示地価の2倍までは許す!買って来い!!DASH!


などという言葉が頻繁に聞こえる様になりました。


しかも、作ればテナントにも困りません。外資系の高級ブランドが黙っていても来てくれます。そして、2社から声が掛かれば高い方で決めれば良いだけで、賃料も想像できないような賃料になります。


冒頭の通りに面しているところで、表参道駅から200m以内で新築の1階なら、家賃は20万/坪以上と銀座、新宿を凌ぐ勢いでした。


この界隈でよく聞いた不動産会社は・・・


明治建物(実質的にはメリルリンチ)

ピーエムシー(パシフィックホールディングス)

アーバンコーポレーション

アイ・ディ・ユー

クォリケーション

スルガコーポレーション

細田工務店

ジョイントコーポレーション

セントグランデ

ミヤビエステック

レーサム


まだまだ、あると思いますが主だったところです。


見ての通りですが・・・

半分が倒産、残りの半分が休眠、そして残りが瀕死という状態です。

この会社が競い合って不動産を買っていたわけですから、全員が居なくなった今、ほとんど実需での不動産需要しか無くなっています。

※実際にはオリックス不動産が少し・・・、また、それまでは聞いたことも無かった会社(何故か社長の名前だけは知っている会社)が少しずつですが買い始めています。


最近では平成21年の公示地価では5~10%の下落ですが、実際には平成16年ぐらいの価格まで一気に下落しています。ですから、路線価ですら売却できないという場所もあります。


しかし、これだけ一気に下がれば、実需や投資目的としても、かなり割安感がある様な感じもするかもしれませんが・・・。


続きは後ほど書くから・・・

ペタしてね

※巨人Vs阪神戦がいいところなんで・・・あせる