この度、兵庫県交通安全対策委員会様より、「横断歩道 歩行者優先宣言」制度に賛同する事業所の募集があり、当校もこの制度を活用させていただくことにしました。

この制度は各事業所において、ドライバーに横断歩道での歩行者優先の意識を徹底させるため、安全運転を実践する取り組みを行うというものです。

 

皆さんご存知の通り、信号機のない横断歩道(自転車横断帯)に歩行者や自転車が横断しているとき(しようとしているとき)は一時停止して、道をゆずらなければなりません。

(停止線があるところではその手前で一時停止)

 

 

横断歩道に対するドライバーの意識は年々高まっており、近年の信号機のない横断歩道での停止率(全国平均)は以下のようになっています

2016年・・・7.6%

2017年・・・8.5%

2018年・・・8.6%

2019年・・・17.1%

2020年・・・21.3%

2021年・・・30.6%

 

2019年以降停止率は年々高くなっていますが、啓発運動や取り締まりの強化等の効果が表れてきたのではないでしょうか。

 

毎年長野県が全国トップの停止率となっており、2021年は平均を大きく上回る85.2%となっています。

当校のある兵庫県の横断歩道停止率は、43.0%(2021年)となっていますので全国平均より高くなっていますが、一昨年の57.1%より下がってしまいました。

 

横断歩道で停止して、歩行者を優先させているドライバーを見かける場面が多くなると、周りのドライバーの意識も変わっていくものだと思いますので、これからも横断歩道停止率は年々向上することでしょう。

 

また、兵庫県警察では「横断歩道合図(アイズ)運動プラス」が実施されています。

信号機のない横断歩道で、歩行者・運転者の両方が、手を挙げるとともに、目でアイズ(アイコンタクト)などを行うことによって、交通事故の抑止を図る運動に加え、ダイヤマーク(この先に横断歩道または自転車横断帯があることを意味します)を見たらアクセルから足を離し、横断歩道に歩行者等がいた場合に確実に停止できる準備を行い、「横断歩道手前減速運動」を推進することとなっています。

 

安全で安心して通行できる道路交通環境となるよう、歩行者やドライバーが高い安全意識を持つことが大切ですね。