先日、AEDについて紹介させていただきましたが、今日はその流れで応急救護処置の教習について少しだけ紹介させていただきます
自動車免許を取得する場合、応急救護処置の受講が法律により義務付けられています。
その内容は、人命の尊さと交通事故などによる負傷者に対して
、心臓マッサージや人工呼吸などの応急手当の方法を学んでいただきます。
この教習は3時間連続となりますので、半日近く予定を空けての予約が必要です。(合宿プランや通学スピードプラン等の方は、こちらでスケジュールを組んで予約します。)
下の画像は、授業で使う模擬人体装置です。
この装置を使い実際に人工呼吸や心臓マッサージをして、負傷者の発見から
救急隊が到着するまでの応急手当の一連の流れを勉強します。
※救急車を要請してから現場に到着するまで平均8.3分かかります。
心肺停止の場合、何もしなければ救命率は一分毎に7~10%低下します。
3~4分以上で、脳の回復が困難になると言われています。
ですから一秒でも早く心肺蘇生を行う必要があります。
数名ずつのグループに別れ、お互い協力しながら実技練習
声掛けをしながら、救急車やAEDの手配を依頼したり、心臓マッサージや
人工呼吸が適切にできているかグループ内でチェックします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/driving-license/df/30/j/t02200165_0800060013155527215.jpg?caw=800)
最後は効果測定
皆さん緊張気味ですが、合格できるよう必死にがんばって練習した成果を
出してもらいました。
単に合格することだけを目標とせずに、自分の家族や友人、身の回りの人に万が一のことがあった場合に、と考えれば皆さん必然的に一生懸命覚えようとされます。
平成24年のデータでは救急現場で心肺停止傷病者に応急手当(心臓マッサージ、人工呼吸、AED除細動)が行われた割合は44%で、年々増加しています。
人命救助のすべを勉強された皆さんは、緊急時の場面に遭遇されたとしても、きっと率先して協力してくれることと思います。