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久々の登場、北播ツーリング部(もはや幽霊部員か?)ヨリです。
5月11日から20日までの10日間、春の交通安全運動が実施されます。
今回の重点項目は
1.子どもと高齢者の交通事故防止
2.自転車の安全利用の推進
3.全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
4.飲酒運転の根絶
の4項目です。
先ずは子どもと高齢者の交通事故防止ですが、交通事故死者のうち約半数が高齢者で、そのうち約8割が歩行中又は自転車運転中と言う状況をみても、自動車の運転者がしっかりとした危険予測をし、常に安全速度を意識する必要があるようです。
高齢者と子供に対する交通安全教育も当然必要ですが、基本は交通弱者を守ると言う運転者の高い意識にかかっています。
次に自転車の安全利用ですが、自転車の利用者は自転車は車両と言う基本的な考え方を忘れないこと、そして自転車安全利用五則をしっかり履行することです。
自転車安全利用五則とは
1.自転車は車道が原則、歩道は例外
2.車道は左端を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4.安全ルールを守る
(1)飲酒運転・二人乗り・並進の禁止(携帯・ヘッドホンもNO!)
(2)夜間はライトを点灯
(3)交差点での信号遵守と一時停止・安全確認の徹底
(2)夜間はライトを点灯
(3)交差点での信号遵守と一時停止・安全確認の徹底
5.子どもはヘルメットを着用
三つ目の、全席シートベルトとチャイルドシートの着用ですが、まだまだ後部座席でのシートベルトとチャイルドシートの着用率が低いようです。
後部座席シートベルト着用率は、一般道で33.1%、高速道で63.7%
因みに、非着用者の致死率と車外放出の割合は共に着用者の13倍にもなります。
チャイルドシート着用率は、去年の数字で56.8%
これでも、2000年に義務付けられて以来、最高の数字だそうです。
もっと自分の子供の安全を真剣に考えるべきでしょう。
(数字はいずれも警察庁発表のもの)
最後の飲酒運転の根絶ですが、当然運転者各自が飲酒運転の悪質性、危険性、交通事故の悲惨さを常に意識することは必要ですが、飲酒運転事故の多くがアルコール依存症の人によって引き起こされていることも看過できない部分ではないでしょうか。
これは本人の努力だけではなかなか解決できる問題ではないので、周囲の協力が不可欠です。
あと、ご存知の方も多いとは思いますが、平成19年に施行された改正道路交通法では、それまでは罰則がなかった車両提供や酒類提供、飲酒運転車両への同乗についても罰則が設けられました。
特に車両提供者は、運転者と同じ罰則が科せられます。
いずれにせよ、交通事故の根絶は、道路利用者個人個人の意識と社会全体の取り組みとが一体にならないと実現しません。
お年寄りと子供が安心して利用できる、安全な道路交通を目指して頑張りましょう。
余談ですが、先日、息子をとりあえずチャイルドシートに座らせておいて、荷物の積み込みをしていた時のこと。
息子が一言。
「早くベルトして~」
息子は、シートベルトをしていることでぐずることはありません。
娘は、何も言わなくても自分でシートベルトを締めます(幼稚園に入った頃からそうしてます)。
こう言った安全に対する意識は、日々の習慣から身についていくものだと思います。
そして一度習慣になってしまえば、そうしない方が違和感を感じるようになっていきますからね。
交通安全は、1日にしてならず。
みんなで、良い習慣を身につけていきましょう。