トヨタ自動車は1日、米国で生産した車を韓国に初めて輸出すると発表した。現在、韓国への輸出車はほとんど日本で生産しているが、ウォン安・円高が続いていることに加え、米韓の自由貿易協定(FTA)が発効すれば、将来は輸出車への関税がゼロになることも視野に入れている。

 米国から輸出するのはインディアナ州の工場で生産するミニバン「シエナ」。月50台の輸出を計画している。韓国が左ハンドルであることも米国から輸出する理由だという。

 米韓はFTAの批准手続きを進めており、来年1月の発効を目指している。米国はFTAを通じて輸出増と国内の雇用増を目指しており、米国の政策に沿った形になった。

 ホンダは31日、洪水で浸水したタイの自動車工場について、今年度内は生産を再開できない可能性があると明らかにした。タイからの部品が不足し、国内でも埼玉県狭山市と三重県鈴鹿市の工場で生産ペースを落とす。東南アジアをはじめ、米国で減産する可能性もあり、影響は全世界に及ぶ。

 9月中間連結決算の会見で明らかにした。ホンダは8月、今年度に343万台を生産するとの見通しを立てた。しかし洪水の影響がわからず、今回は今年度通期の業績予想を含め、見通しを公表しなかった。

 中間決算の売上高は前年同期比22%減の3兆6004億円、純利益は77.4%減の922億円。二輪車は好調だったが、自動車は東日本大震災で生産が減り、大幅な減益となった。