トヨタ自動車は8日、日本からの自動車輸出台数を5年後にも1割強減らし、年間170万台から約150万台とする方針を明らかにした。円高で輸出採算が悪化しているため、海外生産に振り替える。輸出が減る分は国内の販売を増やし、年間300万台の国内生産は維持する構え。

 小沢哲副社長が2011年9月中間連結決算の発表会見で語った。ホンダが輸出台数を将来は半分にする方針を表明するなど、長引く円高は日本の車メーカーに戦略の見直しを迫っている。国内市場は縮小傾向にあり、国内シェア首位のトヨタでも販売台数を20万台も増やすのは、容易ではない。計画通りに国内販売が増えなければ、国内生産の縮小につながる可能性もある。

 9月中間連結決算は売上高が前年同期比17.2%減の8兆159億円、営業損益は325億円の赤字。中間期の営業赤字は2期ぶり。東日本大震災の影響が3200億円出た。
 フォルクスワーゲンの日本法人は、新型スポーツ用多目的車(SUV)「ティグアン スポーツ&スタイル」を発売した。一部改良を加えたエンジンは、馬力を約5%向上させながら、燃費は1リットルあたり11.6キロを維持した。ティグアンとしては初めて、運転手の不必要なハンドル操作を検知して、警告音で知らせる「ドライバー疲労検知システム」を装備した。希望小売価格は389万円(税込み)。
 トヨタ自動車は8日、タイの洪水による世界の車生産への影響が15万台に及んだと発表した。内訳は日本で4万台、海外で11万台。

 2011年9月中間連結決算は営業損益が325億円の赤字だった。中間期としては2年ぶりの営業赤字。2012年3月期の業績予想はタイの洪水の影響が見通せないため、未定とした。